王沢錦

王沢錦（おう たくきん）

王沢錦（Wang ZEJin、1999年2月8日 - ）は、中国の囲碁棋士。福建省泉州市出身。中国囲棋協会に所属し、六段の段位を有しています。

経歴

2005年に囲碁を始め、その後北京の囲碁道場で腕を磨きました。2012年に初段となり、故郷の泉州市では最年少のプロ棋士となりました。翌2013年には、世界青少年囲碁選手権大会青年組で優勝し、二段に昇段しました。

その後も順調に棋士として成長を続け、2014年には建橋杯新人王戦でベスト8に進出、三段に。2015年には天元戦でベスト8、Mlily夢百合杯でベスト16、利民杯でベスト8という成績を収め、四段に昇段しました。2016年には五段に昇段しています。

2017年には、呉清源杯中国囲棋新秀争覇戦で準優勝。2018年に六段に昇段。2019年にはグロービス杯世界囲碁U-20で準優勝を果たしました。

中国囲棋甲級リーグには、2014年から出場しています。中国囲碁棋士ランキングでは、2019年に38位となっています。

主な棋歴

Mlily夢百合杯世界囲碁オープン戦 ベスト16（2015年）
グロービス杯世界囲碁U-20 準優勝（2019年）
呉清源杯中国囲棋新秀争覇戦 準優勝（2017年）
全国囲棋個人戦 3位（2017年）

中国囲棋甲級リーグ戦績

2014年（遼寧覚華島）1勝4敗
2015年 乙級（河南亚太）
2016年（珠海万山）7勝9敗
2017年（珠海万山）6勝10敗
2018年（天津四建）13勝13敗
2019年（加加食品天津）7勝8敗
2020年（加加食品天津）

プレースタイルと評価

王沢錦は、序盤から積極的に仕掛ける攻撃的な棋風で知られています。ヨセにも強く、総合力の高い棋士として評価されています。若手ながらも、その実力は高く評価されており、今後の活躍が期待されています。

エピソード

2013年の世界青少年囲碁選手権大会青年組で優勝した際、故郷の泉州市では大きな話題となりました。
呉清源杯中国囲棋新秀争覇戦で準優勝した際は、決勝で惜しくも敗れたものの、その実力の高さを示しました。
グロービス杯世界囲碁U-20で準優勝した際は、世界の強豪を相手に互角以上の戦いを繰り広げ、国際的にも注目を集めました。

参考文献

『囲碁年鑑』日本棋院

外部リンク

新浪棋牌「世界青少年围棋锦标赛捷克收官 14岁泉州小天才夺冠」2013.8.22

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