琴栄峰央起

琴栄峰央起のプロフィールと経歴

琴栄峰央起（ことえいほう ひろき）は2003年7月8日生まれ、千葉県柏市出身の大相撲力士です。本名は手計太希（てばかり たいき）で、現在は佐渡ヶ嶽部屋に所属しています。身長は183.7cm、体重は131.0kgで、2024年11月場所の最高位は西十両13枚目です。また、彼の兄は同じく佐渡ヶ嶽部屋に所属する琴勝峰吉成です。

幼少期から相撲の道へ

琴栄峰は、5歳の時に柏市少年相撲団で相撲を始めました。小学生時代には全国的な大会にも出場し、その実力を印象づけました。特に小学校5年生と6年生で参加したわんぱく相撲全国大会が契機となり、埼玉栄高校相撲部の監督に兄と共にスカウトされました。その後、彼は中学進学と同時に埼玉栄高校相撲部の寮へと移り住むことになります。

中学校では、さいたま市立大宮西中学校に通い、3年次には白鵬杯で個人2位に輝くなど、数々の成果を上げました。高校進学後も、埼玉栄高校での3年次には金沢大会で個人優勝を果たすなど、順調に力士としてのキャリアを築いていきました。

大相撲入門への道

高校を卒業する前から、大相撲の世界への憧れが強かった琴栄峰は、2021年に佐渡ヶ嶽部屋に入門します。そして、2022年1月場所で初土俵を踏み、彼の大相撲キャリアがスタートしました。それからすぐに、彼はその才能を開花させ、2022年3月場所では7戦全勝で序ノ口優勝を果たしました。続く5月場所でも再び全勝を収め、序二段優勝を手にします。

しかし、7月場所では初黒星を喫し、さらにコロナウイルスの影響で数場所を欠場することになりました。2023年の3月場所では少し苦戦し、初の負け越しを経験しましたが、その後の場所では持ち直し、11月場所で自己最高位の東幕下5枚目まで昇進しました。

新十両昇進と今後の抱負

2024年には希望を取り戻し、1月と3月の場所で連続して勝ち越しを果たしました。5月場所でも自己最高位を更新し、最高位を維持しながら順調に昇進を続けました。9月場所では、勝ち越しを果たし、新十両昇進が確実視される状況となりました。11月場所の番付編成会議で新十両へと昇進が決まり、なおかつ四股名を「琴栄峰」と改名することが発表されました。この名前には、出身校の「栄」と兄の名前にちなんだ「峰」が含まれ、さらなる高みを目指すという意欲が表れています。

新十両の会見では、「早く兄を追い越し、兄弟弟子の琴桜関にも近づけるように」という抱負を力強く語りました。特に、かつての若貴、つまり若乃花と貴乃花のように、兄弟で幕内の優勝決定戦に挑む姿を夢見ているようです。そして、これからの活躍が期待されている若手力士の一人となっています。

主な成績と今後の展望

2024年9月場所終了時点で、彼の通算成績は72勝39敗1休となっています。また、序ノ口優勝と序二段優勝をそれぞれ1回ずつ経験しています。今後のさらなる成長が楽しみな力士として、琴栄峰の動向に注目が集まっています。

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