瓢簞山駅 (大阪府)

瓢簞山駅の概要

瓢簞山駅（ひょうたんやまえき）は、大阪府東大阪市の昭和町に位置する近畿日本鉄道（近鉄）奈良線の駅です。駅番号はA13で、周辺地域の主要な交通便として利用されています。この駅は、旧・枚岡市の中心部に所在しますが、その構造上、普通列車と区間準急のみが停車します。それでも、利用者数は奈良線の東大阪区間では多く、地域の交通の要所となっています。正式名称は「瓢簞山」となっていますが、広告や周辺の商店街などでは略して「瓢箪山」とも表記されています。

歴史

瓢簞山駅は、1914年（大正3年）4月30日に大阪電気軌道の一部分として開業しました。当初は大阪上本町から奈良間の乗客を運ぶ役割を持っていました。その後、1941年に参宮急行電鉄との統合により関西急行鉄道として運営され、1944年には近畿日本鉄道に吸収合併されました。1985年には枚岡市が新たに形成され、1967年には東大阪市の一部となり、現在の名称となります。

1997年には橋上駅舎が完成し、2006年からは新設の区間準急も停車するようになりました。2007年にはPiTaPaが導入され、さらに便利さが増しました。また、2014年には駅長が廃止され、東花園駅に管理が移りました。最近では、2019年に近鉄バスの運行が終了し、東花園駅前に変更されています。

駅の構造

この駅は地上に設置されている5線の配置で、相対式2面2線のホームを持つ待避可能な構造を採用しています。橋上駅舎には、1つの改札口が設けられており、駅周辺へのアクセスがしやすい設計になっています。自動改札機には、PiTaPaやICOCAが対応しており、定期券や特急券の購入も自動販売機を使用することで可能です。

駅周辺の施設

瓢簞山駅の周辺は、利用者にとって便利な商業施設が充実しています。北口には、タクシー乗り場やサンロード瓢箪山商店街、さらにはスーパーマーケットの「マックスバリュ」や「フレスコ」があります。これに加え、大阪府立の高等学校や小学校も近くに立地し、地域の生活基盤として重要な役割を果たしています。

南口に目を向けると、瓢箪山稲荷神社があり、古くからの文化的な名所として知られています。この神社は日本三大稲荷の一つとも称され、辻占が名物とされています。ジンジャモールと呼ばれる商店街もあり、地域住民の生活を支える場となっています。近年オープンしたドラッグストアやイオンフードスタイルもあり、買い物が便利な環境が整っています。

利用状況

2023年11月7日の動向では、1日あたりの乗降人員は19,086人と報告されています。この数字からも分かるように、多くの人々に利用される駅であり、通勤や通学、買い物などに利用されています。近年利用者数は安定しており、地域の重要な交通機関としての役割を担っています。

まとめ

瓢簞山駅は多くのメリットを持つ交通の中枢であり、周囲の商業施設や教育機関と相まって地域住民の生活に貢献しています。今後も、地域経済や交通網の発展に寄与し続けることでしょう。

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