用賀駐屯地

用賀駐屯地について

用賀駐屯地（ようがちゅうとんち、JGSDF Camp Youga）は、東京都世田谷区上用賀一丁目20番1号に所在する陸上自衛隊の駐屯地です。この駐屯地には、関東補給処用賀支処などが駐屯しており、陸上自衛隊の重要な拠点の一つとなっています。

概要

駐屯地の司令は、関東補給処用賀支処長が兼務しています。敷地面積は21,749平方メートルです。用賀駐屯地は、旧陸軍の衛生材料廠の跡地に位置しており、戦後、米軍の接収を経て、1963年（昭和38年）3月31日に開設されました。開設当初は、陸上自衛隊衛生補給処が立川[[駐屯地]]から移駐してきましたが、1998年（平成10年）3月26日の中央補給処の統合・改編により、衛生補給処は陸上自衛隊関東補給処用賀支処へと改編されました。旧軍時代から衛生材料の兵站中枢としての役割を担い、現在に至っています。

駐屯地の近隣には、海上自衛隊東京音楽隊が使用する用賀地区（上用賀一丁目17番13号）がありますが、この地区と用賀駐屯地の敷地は接していません。用賀支処は2029年（令和11年）度以降に防衛省三宿地区（世田谷区・目黒区）へ、東京音楽隊は2024年（令和6年）度に東立川地区（立川市）へそれぞれ移転する予定です。

沿革

用賀駐屯地の歴史は以下の通りです。

1963年（昭和38年）3月31日：用賀駐屯地が開設。陸上自衛隊衛生補給処が立川[[駐屯地]]から移駐。
1998年（平成10年）3月26日：中央補給処の統合・改編により、衛生補給処が陸上自衛隊関東補給処用賀支処に改編。
2029年（令和11年）度以降：用賀支処が防衛省三宿地区（世田谷区・目黒区）に移転予定。

駐屯部隊

用賀駐屯地には、以下の部隊が駐屯しています。

東部方面隊隷下部隊

関東補給処
用賀支処（旧衛生補給処）
東部方面システム通信群
第105基地システム通信大隊
第316基地通信中隊
用賀派遣隊

防衛大臣直轄部隊

東部方面警務隊
第126地区警務隊
用賀連絡班

最寄りの幹線交通

用賀駐屯地へのアクセスには、以下の交通手段が利用できます。

高速道路: 首都高速3号渋谷線 三軒茶屋出入口、用賀出入口/東京IC
一般道: 国道246号、国道466号、東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線、東京都道311号環状八号線、東京都道11号大田調布線、東京都道416号古川橋二子玉川線、東京都道427号瀬田貫井線
鉄道: 東急田園都市線 桜新町駅
港湾: 東京港（指定特定重要港湾）
* 飛行場: 東京国際空港（第一種空港）、調布[[飛行場]]、横田[[飛行場]]、入間基地、立川[[飛行場]]（その他の飛行場）、東京ヘリポート（公共用ヘリポート）

用賀駐屯地は、首都圏における自衛隊の活動を支える重要な拠点の一つであり、その歴史と役割は今後も注目されるでしょう。

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