田村一聖

田村一聖 - 日本の総合格闘家

田村一聖（たむら いっせい、1984年3月12日生まれ）は、東京都品川区出身の日本の男性総合格闘家です。彼はフリーランスとして活動しており、かつてはフェザー級のキング・オブ・パンクラシストの称号を持っていました。尊敬する選手にジェイク・シールズや菊地昭を挙げ、背中には日本地図の刺青も入れています。

来歴

田村は19歳でブラジリアン柔術を始め、初めての格闘技体験をしました。柔術では茶帯を取得し、格闘技への情熱を抱くようになります。2008年6月、修斗でプロデビューを果たし、ライト級新人王決定トーナメントに参加します。彼はそのトーナメントで金山康宏や太田拓己、そして決勝戦で直撃我聞を相手に1年間で新人王及びMVPを受賞しました。

2009年には、クラスAに昇格し、さらなる挑戦の舞台へと進みます。2010年には修斗環太平洋ライト級王者土屋大喜に挑みましたが、判定で敗れました。この試合が田村にとってプロ初の黒星となりました。

その後、2011年の試合で戸井田カツヤにパウンドでKO勝ちを収め、初めてのKO勝利を手にしました。同年11月には、サバイバートーナメントでガイ・デルモに判定負けを喫します。

UFCでの活動

2012年にはUFCからオファーを受け、日本で開催されたUFC 144に出場しました。代役としてジャン・ティエカンと対戦し、見事に2ラウンドでKO勝ちを果たしました。これはUFCでの初戦であり、幸先の良いスタートを切りましたが、その後の試合ではハファエル・アスンソンやTJ・ディラショーと対戦し、連続して敗北を喫しました。

ROAD FCとパンクラスへの移籍

2013年には結婚し、同年10月には韓国でROAD FCに出場しました。しかし、ソン・ミンジョンとの試合で3ラウンドでの一本負けという結果に終わりました。2014年にもROAD FCで再び負けを喫し、厳しい時期を迎えます。

その後、田村はパンクラスに移籍し、2015年には蓮實光、タクミとの試合で連続して勝利を収めます。そして、2016年にフェザー級暫定キング・オブ・パンクラス王座決定戦で牛久絢太郎との対戦に勝利し、王座を獲得します。最終的に2017年には王座が正規のものとなります。

戦績と受賞歴

田村一聖の称賛すべき戦績には、第7回東日本アマチュア修斗フレッシュマントーナメントのウェルター級優勝や、修斗ライト級新人王の受賞、フェザー級キング・オブ・パンクラス暫定王座の獲得などがあります。また、2008年には修斗の新人王MVPも受賞しています。

まとめ

田村一聖は多くの大会で数々の経験を積み、多方面にわたる戦績を残しています。彼のファイティングスタイルや精神力は、多くの格闘技ファンにとってのインスピレーションとなるでしょう。

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