白井美早子

白井 美早子の競技人生

白井美早子（しらい みさこ、1987年10月31日生まれ）は大阪府茨木市出身の元女子競輪選手です。彼女は日本競輪選手会大阪支部に所属し、競輪生活を送っていました。

幼少期と陸上選手の道

白井は中学校の頃から陸上競技に励み、高校では大阪成蹊女子高等学校の陸上部で活躍しました。しかし、びわこ成蹊スポーツ大学に入学する直前に右足首のじん帯を断裂してしまい、陸上競技を続けるが、思うような結果が出せなかったことが彼女の心に影を落とします。この蜜のような苦悩の中、大学3年生の際に北京オリンピックのケイリン決勝で永井清史が銅メダル獲得の瞬間をテレビで見たことが、彼女に自転車競技への転身を促す大きなきっかけとなりました。また、大学ではアーティスティックスイミング選手の青木愛と同じゼミに在籍していました。

競輪選手への転身

2009年、全国都道府県対抗自転車競技大会で500mタイムトライアルの優勝を果たし、その後も国内のトラックレースやガールズケイリンに参加しながら、自身の技術を磨きました。2012年には女子競輪の復活が発表され、競輪選手としての道を真剣に考え始めます。競輪選手である山本真矢に師事し、ガールズケイリン第一期生の試験を受けました。結果として、2011年2月に競輪学校試験に合格することとなります。

競輪デビューと成績

競輪学校では、在校競走成績が第7位という優秀な成績を収め、2012年5月に日本競輪選手会京都支部に登録されました。競輪デビューは2012年7月6日の京王閣競輪場で、初戦は6着でしたが、9月17日に広島競輪場でのレースで初勝利を手にしました。2012年11月には日本競輪選手会大阪支部に移籍し、これはガールズケイリンとして初の県外移籍となります。

2017年12月11日、彼女のキャリアの中で初めての優勝をいわき平競輪場で成し遂げるなど、競技界でも存在感を示しました。彼女はガールズケイリンのPRポスター『顔より太もも。』のモデルにも選ばれ、広報活動にも尽力しました。

引退とその後

しかしながら、晩年には落車による怪我が影響し、成績が不振となってしまいました。2023年12月30日、松阪FIIでのラストレース（一般）では7着に終わり、引退を迎えました。同年の1月19日には選手登録が消除され、通算戦績は950戦41勝、そして優勝は1回となりました。引退後は、競輪関連のMCやキャスターとして再出発し、新たなキャリアを築いています。彼女の努力と挑戦の歴史は、多くの人々に影響を与えることでしょう。

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