白鳥山 (新潟県・富山県)

白鳥山（しらとりやま）

白鳥山は、飛騨山脈（北アルプス）後立山連峰の最北端に位置する標高1,287mの山です。新潟県糸魚川市と富[[山県]]朝日町にまたがっており、山頂には三等三角点が設置されています。この山は、山姥山、上計呂山、寺山といった別名でも知られています。

概要

白鳥山は、朝日岳と日本海沿岸の親不知を結ぶ栂海新道上に位置しており、登山者にとって重要なランドマークとなっています。毎年5月下旬には、糸魚川市主催の「海のウェストン祭」が開催され、英国人登山家ウォルター・ウェストンの功績を称えます。この祭りに続いて、白鳥山の山開きと登山が始まります。

白鳥山の新潟県側の麓、上路地区は、謡曲「山姥」の舞台となった場所であり、周辺には山姥伝説にまつわる山姥洞や山姥神社などの史跡が点在しています。これらの史跡は、白鳥山の歴史と文化を物語る重要な要素となっています。

登山ルート

白鳥山には、複数の登山ルートがあり、それぞれのルートで異なる魅力的な景色や体験ができます。

栂海新道ルート

• - 坂田峠（標高611m）までは舗装された林道を利用でき、駐車場も完備されています。
• - 坂田峠からは金時坂と呼ばれる急な登りが始まり、鉄製の階段やロープが設置されています。
• - 金時坂から山頂へ向かう途中には、シキ割と呼ばれる水場があります。ただし、夏場は水が枯れることがあるため、飲料水は必ず持参してください。

山姥ルート

• - 坂田峠手前の分岐点から林道山姥線に入ります。
• - 林道終点の駐車場からは、登山道を登り、山姥洞や鼓ヶ滝を経由して山頂を目指します。

榀谷（しなだに）ルート

• - 上路集落のはずれから榀谷を登り、山姥洞に至ります。
• - このルートには、徒渉点が2箇所ありますので、注意が必要です。

周辺の山小屋

• - 白鳥小屋（無人）: 山頂にある2階建ての山小屋です。1991年に青海町（現・糸魚川市）によって設置され、1998年に焼失後再建されました。2008年には野外トイレも設置されています。

近隣の山

白鳥山の周辺には、以下の山々があります。

• - 黒姫山
• - 黒岩山
• - 犬ヶ岳
• - 朝日岳
• - 菊石山

白鳥山登山における注意点

• - 夏場は水場が枯れることがあるため、飲料水を必ず持参してください。
• - 登山道には急な箇所や滑りやすい箇所もあるため、十分な注意が必要です。
• - 天候が急変することもあるため、雨具や防寒着などの装備も忘れずに準備してください。

白鳥山の魅力

白鳥山は、豊かな自然と歴史的な背景を持つ魅力的な山です。登山ルートは様々で、初心者から経験者まで楽しむことができます。山頂からの眺めは素晴らしく、達成感も格別です。また、山麓には山姥伝説にまつわる史跡があり、歴史好きにとっても見逃せない場所です。ぜひ一度、白鳥山を訪れてみてください。

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