真布駅

真布駅（廃駅）について

真布駅は、かつて北海道雨竜郡沼田町字真布に位置していた、北海道旅客鉄道（JR北海道）留萌本線の駅でした。電報略号はマフでした。

歴史

1956年（昭和31年）7月1日：日本国有鉄道留萠本線の石狩沼田駅 - 恵比島駅間に真布仮乗降場（局設定）として新設開業。旅客のみ取扱い。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。同時に駅に昇格。真布駅となる。
1990年（平成2年）3月10日：営業キロ設定。
1997年（平成9年）4月1日：線名改称に伴い留萌本線の駅となる。
2023年（令和5年）4月1日：石狩沼田駅 - 留萌駅間の廃止に伴い廃駅。

駅名の由来

駅名は、駅の所在する地名に由来します。この地名は、幌新太刀別川の支流である真布川（シルトルマップ川とも呼ばれる）のアイヌ語名、「パンケシルトロマㇷ゚（panke-sir-utur-oma-p）」（下の・山・の間・にある・もの〔＝川〕）が省略されたものと考えられています。

駅構造

真布駅は地上駅で、線路の南西側（増毛方面に向かって左手側）に単式ホーム1面1線を有する棒線駅でした。深川方にスロープがあり、駅施設外に連絡していました。開業時から無人駅であり、廃止時点では駅舎はありませんでしたが、ホーム北側に待合所がありました。待合所は木造で、外壁が下見板張り、片流れ屋根の建物でした。舎内には補強のために筋交いが施され、壁面には手作りの小さな駅名標が掲示されていました。トイレはありませんでした。

利用状況

かつては地域住民の足として利用されていましたが、廃止時点では約半分の普通列車が通過していました。

駅周辺

駅周辺は農耕地が広がっており、田んぼが多い地域でした。

北海道道1007号恵比島旭町線
北海道道549号峠下沼田線
化石発掘体験場
藤沢貯水池
藤沢ダム
真布川（シルトルマップ川） - 雨竜川の支流、幌新太刀別川の支流。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

留萌本線（当駅廃止直前時点）

石狩沼田駅 - 真布駅 - 恵比島駅

参考文献

JR北海道

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

真布｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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