睦橋 (多摩川)

睦橋（むつみばし）について

睦橋は、東京都福生市とあきる野市を結ぶ多摩川に架かる橋で、東京都道7号杉並あきる野線、通称「睦橋通り」の一部を構成しています。全長415メートルの桁橋であり、地域の交通において重要な役割を担っています。

橋の概要

睦橋は、鋼連続鈑桁橋という形式で、主径間が連続した構造をしています。

形式: 鋼連続鈑桁橋
橋長: 415メートル
主径間支間割: 4 x 50.1メートル
有効幅員: 18.0メートル
床版: 鉄筋コンクリート
総鋼重: 1655トン
施工: 川田工業・宮地鐵工所


この橋は、車両だけでなく歩行者や自転車も安全に通行できるように設計されています。

歴史

睦橋の建設は、福生市と秋川市を結ぶ3つ目の橋として、1978年（昭和53年）に東京都によって開始されました。総工費16億2400万円と4年の歳月をかけ、1982年（昭和57年）4月8日に開通しました。

この橋の開通により、それまで交通が集中していた多摩橋や永田橋の混雑が緩和され、八王子方面や中央高速道路へのアクセスが向上しました。地域の交通網を大きく改善する重要な役割を果たしています。

過去の橋

現在の睦橋が建設される以前、この場所には渡船がありました。明治維新後には橋が架けられましたが、1902年（明治35年）8月6日の洪水により橋の大部分が流失してしまいました。その後、仮橋が架けられましたが、9月6日の洪水で再び流失。1903年（明治36年）3月には、工費657円93銭をかけて橋長80間、幅8尺の板橋が再建されました。

まとめ

睦橋は、その歴史を通じて地域の交通を支えてきた重要な橋であり、現在の橋もその役割を引き継ぎ、地域住民の生活に貢献しています。その堅牢な構造と歴史的背景は、土木技術の進歩と地域の変遷を物語る象徴でもあります。

関連情報

睦橋 (曖昧さ回避): 睦橋という名称の他の橋についての情報です。
外部リンク: 東京都西多摩建設事務所 - 橋梁管理者

東京都の橋梁管理に関する詳細な情報が掲載されています。



この橋は、地域の発展に不可欠であり、これからも安全な通行を支え続けるでしょう。

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