知多横断道路

知多横断道路

知多横断道路は、愛知県半田市平和町から常滑市りんくう町に至る、愛知道路コンセッションが管理する自動車専用の一般有料道路です。総延長は8.5kmで、中部国際空港連絡道路と合わせてセントレアラインと呼ばれています。高速道路ナンバリングでは「E87」が割り振られています。

概要

知多横断道路の前身は、1977年に愛知県道路公社が建設した知多半島横断道路です。当時は国道247号（現・愛知県道34号半田常滑線）の交通渋滞が慢性化しており、その解消のために建設されました。

中部国際空港の建設に伴い、空港アクセス道路として4車線化と知多半島道路との接続が計画され、2005年の空港開港に向けて工事が進められました。既存の知多半島横断道路とほぼ並行する形で新たな路盤が建設され、半田市側では知多半島道路の半田常滑IC（現・半田中央IC）まで延伸、ジャンクションが設けられました。常滑市側では中部国際空港連絡道路との接続点であるりんくうICまで延伸されました。この際、路線名は知多横断道路に改称され、地域高規格道路となりました。旧道の路盤は側道として整備され、現在は愛知県道265号碧南半田常滑線の一部として利用されています。

将来計画

将来的には、半田中央JCTから名浜道路と接続する計画があります。また、2027年には常滑JCT（仮称）で西知多道路と接続する予定です。

料金徴収期間は1981年4月1日から2046年3月31日までとなっています。

沿革

1977年9月: 知多半島横断道路の事業許可
1977年10月18日: 工事着手
1981年4月1日: 知多半島横断道路供用開始（愛知県道471号宝来常滑線）
1995年3月31日: 愛知県道265号碧南半田常滑線の一部に変更
1998年6月16日: 知多横断道路として地域高規格道路の計画路線に指定
1998年12月18日: 全区間が調査区間に指定
1999年12月17日: 全区間が整備区間に指定
2001年8月29日: 事業変更許可、工事着手
2002年4月: 一般有料道路事業から総合有料道路事業に変更許可
2005年1月30日: 知多横断道路に改称。半田中央JCT/IC・宝来町間および運内・りんくうIC間開通
2016年8月31日: 愛知道路コンセッションが愛知県道路公社と公共施設等運営権実施契約を締結
2016年10月1日: 愛知道路コンセッションによる有料道路の運営開始

今後の予定

2027年度: 常滑JCT（仮称）で西知多道路と接続
2046年3月31日: 料金徴収期間の終期。愛知県道路公社の経営権の存続期間の終期

インターチェンジなど

全区間が愛知県内に所在しています。

通過する自治体

愛知県
半田市 - 常滑市

交通量

道路交通センサスによると、以下のようになっています。

※令和2年度に実施予定だった交通量調査は、新型コロナウイルスの影響で延期されました。

関連項目

中部地方の道路一覧
地域高規格道路一覧
日本の一般有料道路一覧

外部リンク

愛知県道路公社
* 愛知道路コンセッション株式会社

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