砂津

福岡県北九州市小倉北区の砂津

砂津（すなつ）は、福岡県北九州市小倉北区に位置する地域です。現行行政町名としては、砂津一丁目から砂津三丁目までが存在します。2012年3月31日時点での人口は2,455人、世帯数は1,402世帯です。郵便番号は802-0014です。

地理

砂津は、小倉駅の東側に位置し、駅と砂津の間には砂津川が流れています。地区の中央部を南北に国道3号が走り、砂津交差点で勝山通りと合流し、東西方向（門司区方面）へ延びています。地区の南端には小文字通りが東西に通っています。

砂津川の河口に位置する浅野の小倉港（浅野フェリー埠頭）は、かつて「砂津港」とも呼ばれていました。現在も松山・小倉フェリーが毎晩、松山港に向けて出発しています。

かつてこの地にあった砂津車庫は、再開発によって複合商業施設チャチャタウン小倉として生まれ変わり、平日、休日問わず多くの人々で賑わっています。チャチャタウンの向かいには、西鉄バス（西鉄バス北九州・西鉄高速バス）の砂津バスセンターがあり、北九州地区を走る多くのバスの運行拠点となっています。

歴史

かつての「小倉市大字砂津」は、現在の砂津、長浜町、浅野などを含む広い地域を指していました。長浜町には漫画家の松本零士がかつて住んでおり、彼の代表作「銀河鉄道999」の発祥地とも言われています。

また、かつては路面電車である西鉄北九州線の砂津電停や砂津車庫がありました。門司方面が廃止された1985年から、北九州線の大部分が廃止された1992年までは、ここが北九州線の終点であり、小倉における交通の要衝としての役割を担っていました。朝日新聞西部本社も、リバーウォーク北九州内に移転するまでは砂津にありました。

施設

砂津には、以下の施設があります。

チャチャタウン小倉：複合商業施設
砂津バスセンター：西鉄バスの運行拠点
西鉄バス北九州本社
西鉄バス北九州小倉自動車営業所
日本海事協会北九州支部

交通

砂津には、国道3号と国道199号が分岐する「砂津」交差点があります。主要な道路は以下の通りです。

国道3号
国道199号
福岡県道265号城野砂津線：国道3号「砂津二丁目」交差点から分岐し、南方向へ延びて城野方面へ向かいます。

砂津は、その歴史と交通の要衝としての役割から、現在も北九州市の重要な地域の一つとして発展を続けています。

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