神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線

神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線は、神奈川県足柄下郡湯河原町を起点とし、箱根町仙石原を終点とする主要地方道です。この道路は、湯河原と箱根という二つの観光地を結び、豊かな自然と温泉地、そして変化に富んだ景観を楽しめるルートとして知られています。

概要

起点：神奈川県足柄下郡湯河原町中央・吉浜 湯河原高校前交差点（国道135号）
終点：神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 仙石原交差点（国道138号）

沿革

この県道は、複数の路線が統合されて成立しました。

1920年（大正9年）：箱根真鶴線が県道として認定
1923年（大正12年）：仙石原元箱根線が県道として認定
1953年（昭和28年）：箱根真鶴線と仙石原元箱根線が道路法に基づき指定県道に認定
1954年（昭和29年）：一部区間を統合し、湯河原箱根仙石原線として主要地方道に指定
1955年（昭和30年）：神奈川県道として認定（整理番号21番）

路線状況

この県道には、特に有名な通称名があります。

駅前通り（湯河原高校前交差点 - 奥湯河原）：湯河原温泉の玄関口として、賑わいを見せる区間です。
椿ライン（奥湯河原 - 箱根関所南交差点）：奥湯河原温泉付近から芦ノ湖畔の箱根関所南交差点までの約18.5kmの区間。特に、大観山付近は標高1011mに達し、標高差約750mのワインディングロードが続きます。沿道には椿が咲き誇り、大観山からは富士山や芦ノ湖などの絶景を一望できます。ドライブやツーリングの名所として、多くの人に親しまれています。

重複区間

関所南交差点 - 大芝交差点：国道1号と重複する区間です。

地理

神奈川県の足柄下郡湯河原町と箱根町を通過します。

経路および交差する道路・鉄道路線・河川

主要な交差点、鉄道、河川は以下の通りです。

湯河原高校前交差点（国道135号）
東海道本線、東海道新幹線
五所神社前交差点（湯河原新道）
藤木川（小梅橋、広部橋、栖鳳橋、末広橋）
宮上（湯河原新道、湯河原町道）- 湯河原パークウェイ
大観山出入口（箱根ターンパイク大観山線）
富士見峠出入口（箱根ターンパイク十国線）
芦ノ湖大観IC（箱根新道）
関所南交差点（国道1号）
畑宿入口交差点（神奈川県道732号湯本元箱根線）
大芝交差点（国道1号）
箱根駒ヶ岳ロープウェイ
湖尻三差路（神奈川県道735号大涌谷湖尻線）
箱根ロープウェイ（桃源台駅前）
仙郷楼前（神奈川県道733号仙石原強羅停車場線）
早川（大川橋）
仙石原交差点（国道138号）

沿線の施設・名所

豆相人車鉄道・軽便鉄道路線跡
五所神社
豆相人車鉄道原寸サイズ復元車両
湯河原温泉
落合橋
観光会館
万葉公園
独歩の湯
ほたるの里
光風荘
こごめの湯
藤木川
栖鳳通り
湯河原町立美術館（旧 湯河原ゆかりの美術館）
不動滝
紅葉の郷
奥湯河原温泉
しとどの窟
椿台
白雲の滝
土肥大杉跡
大観山
芦ノ湖
芦ノ湖温泉
箱根神社
箱根園
リ・カーヴ美術館
* 仙石原

神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線は、歴史と自然、そして温泉地を結ぶ、魅力あふれる道路です。ドライブやツーリングで訪れる際には、沿線の観光スポットも合わせて楽しんでみてください。

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