神戸住環境整備公社

一般[[財団法人]]神戸住環境整備公社

一般[[財団法人]]神戸住環境整備公社（英名：Kobe Residential Management Authority）は、兵庫県神戸市に位置する公共企業体です。この公社は、都市再開発や土木、建築、駐車場管理、公益施設の運営、観光レクリエーション事業、さらには神戸市からの委託を受けた下水道関連事業など、さまざまな業務を手掛けています。

設立の背景と沿革

公社は1963年5月18日に「財団法人神戸市都市整備公社」として設立されました。以来、数々の重要な事業を展開し、地域社会に貢献してきました。1965年には住宅建設事業を神戸市住宅供給公社へ移管し、1972年には六甲有馬ロープウェーの事業を継承しました。さらに、1991年には新神戸ロープウェーが開業し、1996年には神戸都市振興株式会社の事業を引き継ぎました。

2012年には一般[[財団法人]]へと移行し、「神戸すまいまちづくり公社」へ名称を変更。その後、2022年5月に「神戸住環境整備公社」と改称し、地域の住環境の向上に努めています。

事業内容

神戸住環境整備公社が展開する主要な事業は以下の通りです。

すまいまちづくり事業

「すまいるネット」という住居に関する相談窓口を運営し、地域住民の住宅に関する悩みや問題を解決するためにサポートしています。

都市再開発関連事業

新長田駅前ビル内の旧ジョイプラザや三ノ宮駅東にあるサンパルの運営、また六甲道・垂水・舞子駅前の再開発地区のビル管理を行っています。

賃貸住宅関連事業

特定優良賃貸住宅や特定目的借上公共賃貸住宅、一般賃貸住宅の管理を行い、地域における安定した住居の提供を目指しています。

インフラ整備支援・震災関連事業

地元企業の海外進出や被災地復興支援に貢献しています。この活動を通じて、地域経済の活性化を図っています。

公益施設の整備および管理事業

学校や公益施設の建設、マンションの大規模修繕支援などを行っています。神戸国際ビジネスセンターの運営や神戸インキュベーションオフィスの管理も手掛けており、地域のビジネス支援にも注力しています。

駐車場関連事業

市有地の暫定利用駐車場の管理運営や、公営駐車場、市営住宅駐車場の管理も行っています。

下水道関連事業

下水道施設の設置・管理業務に加え、垂水スポーツガーデンや農業集落排水処理の管理も手掛けています。

ロープウェー・ケーブルカー事業

観光レクリエーション事業として、六甲山や摩耶山でロープウェイとケーブルカーを運営していました。特に六甲有馬ロープウェーは日本一の長さを誇りましたが、利用者の減少により2004年に一部が休止されました。これらの事業は2023年にこうべ未来都市機構へ譲渡され、新たな展開が期待されています。

このように、神戸住環境整備公社は、地域の住環境やインフラを整備するために、多岐にわたる事業運営を行っています。地域住民の生活向上と地域経済の活性化に寄与する役割を果たし続けています。

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