福岡県道72号黒川白野江東本町線

福岡県道72号黒川白野江東本町線

福岡県道72号黒川白野江東本町線は、福岡県北九州市門司区内を通る主要地方道です。この路線は、門司区の黒川西1丁目から東本町2丁目までを結び、周防灘と関門海峡の沿岸部を大きく迂回するようなルートをたどります。

概要

この県道の大きな特徴は、そのルートです。白野江から太刀浦海岸へ至る区間は山越えとなっており、ヘアピンカーブが連続する箇所もあります。この区間は、新門司港と太刀浦コンテナターミナルを結ぶ重要なルートであるため、大型車両の通行も多いです。そのため、1985年には、大型車が安全に通行できるバイパスとして臨港道路「太刀浦白野江道路」が整備されました。このバイパスの完成により、大型車両の円滑な通行が確保され、地域物流の効率化に貢献しています。

また、福岡県内の県道の中で、国道2号に直接接続している唯一の路線であることも、この路線の重要な特徴です。

路線データ

起点: 福岡県北九州市門司区黒川西1丁目（黒川交差点、福岡県道25号門司行橋線交点）
終点: 福岡県北九州市門司区東本町2丁目（東本町二丁目交差点、国道2号交点）

歴史

1993年（平成5年）5月11日 - 建設省により、県道黒川白野江東本町線が主要地方道に指定されました。これにより、この路線は地域における幹線道路としての重要性がより高まりました。

地理

この路線は、北九州市門司区内のみを通過します。

交差する道路

福岡県道25号門司行橋線（起点）
国道2号（終点）

交差する鉄道

山陽新幹線

沿線施設

沿線には、以下の施設があります。

白野江植物公園
北九州市立白野江小学校
海上保安学校分校
太刀浦第一コンテナターミナル
老松公園
和布刈公園（めかり公園）
関門人道トンネル

まとめ

福岡県道72号黒川白野江東本町線は、北九州市門司区の重要な交通網の一部を担う路線です。周防灘と関門海峡沿岸の景観を楽しみながら、歴史と自然を感じることができるルートでもあります。この道路は、地域住民の生活を支えるだけでなく、物流においても重要な役割を果たしています。

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