福島町 (広島市)

広島市西区福島町

福島町（ふくしまちょう）は、広島市西区に位置する町名であり、1丁目と2丁目から構成されています。ここでは、福島町の地理、歴史、交通、人口、行政、経済、地域に関する詳細な情報を提供します。

地理

福島町は、太田川放水路の東岸に位置し、全体的に平坦な地形が特徴です。隣接する町としては、北に小河内町、東に都町と西観音町、南東に観音本町、南に南観音町、西には太田川放水路を挟んで己斐本町があります。己斐本町との間には、己斐橋と新己斐橋の2つの橋が架かっています。

歴史

町名の由来

福島町の旧称は川田村であり、沿川の地を拓いて耕田となしたことがその名の由来です。1871年に川添村と改称された後、1906年に国守福島正則の三男である福島八助を祀った小祠が発見されたことを契機に、村民が福島を町名とすることを願い出て、1907年3月23日に福島町となりました。

近世

文化年間（1804年-1818年）の頃、川田村には多くの被差別民が居住していました。彼らは広島城下の東西両端に部落を形成し、東部落（現在の尾長町岩鼻の西方付近）を東革田、西部落（現在の福島町）を西革田と呼んでいました。1619年、浅野氏の入封時に伍家平三郎が西革田頭に任命され、その子孫が代々その職を勤めました。東西の革田は町廻り役の手先として犯罪者の探偵・捕縛に従事し、様々な式祭で施与を受けていました。

近代

米価高騰を原因とする民衆暴動である米騒動が発生しました。

交通

鉄道

広島電鉄本線が通り、福島町停留場（西区役所前）が利用できます。2号線（広電宮島口駅 - 広島駅）と3号線（広電西広島駅 - 広電本社前）が乗り入れています。JRの最寄駅は西広島駅です。

路線バス

西区役所前バス停（平和大通り沿い）と福島町バス停（広島県道265号伴広島線沿い）があり、広電バス・広島バス・ボンバスが停車します。広島駅やアルパーク、己斐方面への路線が利用可能です。

道路

広島市道比治山庚午線（平和大通り）、広島県道265号伴広島線、広島市道駅前観音線（中広通り）が通っています。

人口

1925年末の現住戸数・現住人口は789戸・3702人でした。2018年6月末現在の1丁目の人口・世帯数は937人・578世帯、2丁目は1,361人・809世帯です。

行政

広島市西区役所や広島市役所市民局 西地域交流センターがあります。

経済

地域には様々な商店や企業が存在します。

地域

教育

広島酔心調理製菓専門学校、広島工業大学専門学校、ふくしま第二保育園、みどりの森 みらい保育園などの教育機関があります。

健康

福島生協病院などの医療機関があります。

宗教

妙蓮寺（浄土真宗本願寺派）があります。

その他

広島市福島ポンプ場、中森辰一事務所、西広島朝鮮会館、日本共産党広島市西地区委員会、広島県地域人権運動連合会、老人ホームくすの木苑など、様々な施設や団体があります。

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