福島県道4号福島保原線

福島県道4号福島保原線

福島県道4号福島保原線は、福島市から伊達市保原町に至る主要地方道です。一般には「保原街道」という名称で広く知られています。この路線は、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

福島市岡部を起点とし、阿武隈川の東岸に沿って北上します。ルート上には、旧保原町の高子地区（高子沼付近）や上保原地区が含まれます。保原町中心市街地の四丁目交差点で国道349号と合流し終点となります。

終点の交差点では、当路線と国道349号の宮城方面（北行）が優先道路として扱われています。国道349号の田村市方面（南行）へは道幅が狭い一方通行路を経由する必要があるため、注意が必要です。田村市方面へ向かう場合は、手前の一方通行路または2つ手前の交差点で右折する必要があります。

路線データ

• - 総延長：7.652 km
• - 起点：福島市岡部
• - 終点：伊達市保原町字四丁目

歴史

この路線は、いくつかの変遷を経て現在の形になりました。

• - 1954年：主要地方道福島角田岩沼線の一部として指定
• - 1974年：主要地方道福島角田岩沼線の一部が国道349号に指定
• - 1976年：主要地方道福島保原線に指定
• - 1976年：福島県によって県道路線に認定
• - 1993年：主要地方道に指定

路線状況

バイパス

岡部バイパスは、福島市岡部地区の交通円滑化のために建設されました。全長1.4kmで、ほぼ一直線の線形が特徴です。歩道も整備されており、安全な通行が可能です。旧道は現在、福島市道10999号大蔵南慶二線となっています。

• - 起点：福島市岡部字前田
• - 終点：福島市岡部字砂入
• - 全長：1.4km
• - 完成供用：1992年11月

重複区間

福島県道387号飯坂保原線との重複区間が存在します。（福島市岡島字向中島 - 福島市鎌田字愛宕前）

橋梁

阿武隈川水系胡桃川を渡る古川橋とその歩道橋があります。

• - 古川橋

- 全長：25.2m
- 幅員：12.2m
- 竣工：1968年

• - 古川歩道橋

- 全長：26.7m
- 幅員：2.8m
- 竣工：1982年

上り線側には水管橋が並行して架設されています。橋の北詰には宮畑遺跡や福島工業団地への入口があります。

上保原ガード

阿武隈急行線を跨線します。

地理

通過する自治体

• - 福島市
• - 伊達市

交差する道路

• - 国道115号（福島市岡部字前田、起点）
• - 福島県道387号飯坂保原線（福島市岡島字向中島、保原町富沢方面）
• - 福島県道387号飯坂保原線（福島市鎌田字愛宕前、福島市飯坂町平野方面）
• - 東北中央自動車道（相馬福島道路）伊達中央インターチェンジ（伊達市保原町上保原）
• - 国道349号（伊達市保原町字四丁目、終点）

沿線施設

• - 福島市役所東部支所
• - 文知摺郵便局
• - 福島工業団地
• - 福島市立月輪小学校
• - 国指定史跡 宮畑遺跡
• - 月の輪台団地
• - 高子沼
• - 高子団地、阿武隈急行高子駅
• - JAふくしま未来上保原支店

福島県道4号福島保原線は、地域住民の生活を支えるとともに、観光客にとっても重要な役割を果たしています。沿線には、歴史的な遺跡や美しい自然が点在しており、ドライブや観光にも適した道路です。

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