福島県道40号飯野三春石川線

福島県道40号飯野三春石川線

福島県道40号飯野三春石川線は、福島県福島市から石川郡石川町に至る主要地方道です。総延長約80km、実延長約75kmと、福島県内の県道の中で最長の距離を誇ります。国道4号と国道349号に挟まれた地域を南北に縦断し、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、阿武隈川とその支流によって形成された肥沃な平野部や、阿武隈山地の山間部を通過します。そのため、沿線には田園風景や里山の景色が広がり、四季折々の自然を楽しむことができます。

しかし、その一方で、一部区間には車両のすれ違いが困難な狭隘な道幅の箇所も存在します。これらの区間は、改良工事が順次進められていますが、通行の際には注意が必要です。

路線データ

起点：福島県福島市立子山字本内（国道114号交点）
終点：福島県石川郡石川町字松木下（国道118号交点）
総延長：80.156 km
実延長：74.570 km

歴史

この県道は、複数の県道が統合・再編されて現在の形になりました。

1971年：福島県道栃本三春線が主要地方道三春栃本線に指定
1976年：三春栃本線、三春飯野線、青木飯野線が主要地方道飯野三春栃本線に指定。石川小野線の一部が主要地方道石川平田線に指定
1993年：飯野三春栃本線・南須釜栃本線・石川平田線の一部が飯野三春石川線として主要地方道に指定
1994年：福島県によって現在の路線名で県道路線に認定

路線状況

福島県道40号は、以下の路線と重複している区間があります。

福島県道39号川俣安達線
福島県道62号原町二本松線
国道459号
福島県道28号本宮三春線
国道288号
福島県道57号郡山大越線
福島県道65号小野郡山線
国道49号
福島県道42号矢吹小野線
福島県道63号古殿須賀川線

道路施設

県道40号には、阿武隈川水系の河川を渡る多くの橋梁があります。

新広表橋：阿武隈川水系立田川支流の山田川を渡る
新鶴巻橋：阿武隈川水系女神川を渡るバイパス橋
小瀬川橋：阿武隈川水系小瀬川を渡る
担橋：（福島県道28号重用区間）
三春跨線橋：（福島県道28号重用区間）
新町橋：阿武隈川水系桜川を渡る
広戸橋：阿武隈川水系広戸川を渡る
中郷橋：阿武隈川水系大滝根川（さくら湖）を渡る
柴原橋：阿武隈川水系大滝根川を渡る
樋渡橋：阿武隈川水系樋渡川を渡る
東橋：阿武隈川水系北須川を渡る

バイパス

小浜バイパス：二本松市小浜地区の狭隘区間を解消するために建設されたバイパス。

地理

通過する自治体

福島市
二本松市
本宮市
田村郡三春町
郡山市
須賀川市
石川郡玉川村
石川郡石川町

沿線

沿線には、観光名所や公共施設、教育機関などが点在しています。

白山遺跡
福島県立安達東高等学校
下館城跡
二本松市役所岩代支所
二本松市立小浜中学校
三春町立御木沢小学校
三春交流館「まほら」
三春町役場
三春滝桜
三春ダム
さくら湖
福島県立安積高等学校御舘分校
郡山市立栃山神小学校
千五沢ダム
母畑湖
母畑レークサイドセンター
母畑温泉
学校法人石川高等学校・石川義塾中学校
* JR水郡線磐城石川駅

福島県道40号飯野三春石川線は、地域の歴史や文化、自然に触れることができる魅力的な道路です。ドライブやツーリングで訪れてみてはいかがでしょうか。

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