福島県道44号棚倉矢吹線

福島県道44号棚倉矢吹線は、福島県東白川郡棚倉町から西白河郡矢吹町に至る、全長約19.7kmの主要地方道です。地域の生活道として、また、周辺地域へのアクセス道として重要な役割を担っています。

路線概要

起点: 福島県東白川郡棚倉町逆川字屋敷
終点: 福島県西白河郡矢吹町新町（国道4号交点 矢吹中町交差点）
総延長: 19.706 km
実延長: 19.687 km

歴史

この路線は、1959年（昭和34年）に県道棚倉矢吹線として初めて認定されました。その後、1982年（昭和57年）に主要地方道に指定され、現在の路線名となりました。1993年（平成5年）には、建設省によって改めて主要地方道として指定されています。

路線状況

旧称

かつては、茨城街道、棚倉街道、水戸街道などと呼ばれていました。これらの旧称は、この道が歴史的に重要な街道の一部であったことを示しています。

重用路線

福島県道75号塙泉崎線（白河市東深仁井田字刈敷坂 - 西白河郡中島村川原田字下町）と一部区間で重複しています。

バイパス

川原田工区（中島村）: 中島村川原田地区・二子塚地区の集落内を通る区間の幅員が狭く、交通の妨げとなっていたため、バイパスが建設されました。また、沿線には吉子川小学校があり、通学路の安全確保も目的とされています。2005年度に事業化され、2014年度に一部区間、2022年2月26日に全線が開通しました。
起点 - 西白河郡中島村大字中島
終点 - 西白河郡中島村大字二子塚
全長 - 2.0 km
幅員 - 11.0 m（車道部6.5 m）
中畑バイパス
稲田バイパス

橋梁

社川橋: 阿武隈川水系社川を渡る橋で、全長49.0m、幅員10.0m。1982年竣工。上下対向2車線で、上り線側に歩道が設置されています。
常陸橋（阿武隈川）
三文橋（泉川）
矢吹大橋: 東北本線を跨ぐ橋梁で、全長329.0m。1995年（平成7年）9月8日に開通しました。橋脚は矢吹町の頭文字「Y」をモチーフにしたデザインが特徴的です。総工費は8億6700万円。

通過する自治体

福島県
東白川郡
棚倉町
白河市
西白河郡
中島村
矢吹町

主な交差する道路

国道289号
福島県道277号社田浅川線
福島県道278号釜子金山線
福島県道75号塙泉崎線
福島県道11号白河石川線
福島県道139号母畑白河線
福島県道137号泉崎石川線
福島県道283号須賀川矢吹線
あぶくま高原道路
福島県道106号石川矢吹線
福島県道42号矢吹小野線
国道4号
福島県道58号矢吹天栄線

沿線施設

白河市役所東庁舎
中島村立吉子川小学校
吉子川簡易郵便局
中島村立中島中学校
中島村役場
中島郵便局
矢吹町立中畑小学校
* メガステージ矢吹

福島県道44号棚倉矢吹線は、地域の皆様の生活を支えるとともに、観光客にとっても魅力的なルートとなっています。

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