福島県道73号二本松金屋線

福島県道73号二本松金屋線

福島県道73号二本松金屋線は、福島県二本松市を起点とし、郡山市に至る主要地方道です。阿武隈川東岸の地域を縦断し、地域の交通を担っています。

概要

この県道は、郡山市東部の田村町と二本松市を結び、阿武隈川の東岸に沿って走るルートが特徴です。本宮市中心部では、阿武隈川を橋梁で西側に渡り市街地を通過、その後再び東岸に戻ります。

しかし、必ずしも整備が行き届いているとは言えず、特に終点付近の住宅地では道幅が狭く、JR磐越東線との交差部分のガード下は特に狭くなっています。また、本宮市から二本松市にかけては、阿武隈川が形成する渓谷の断崖と川の間に挟まれた区間があり、自動車同士のすれ違いが困難な場所も存在します。そのため、多くの待避所が設置されています。さらに、この区間は阿武隈川の増水時には水没するほど川面に近い場所もあり、降雨量によっては通行規制が行われることがあります。

近年、糠沢工区においてバイパスが新設され、阿武隈川沿いの狭隘区間と水没の危険がある区間の解消が図られています。

路線データ

起点：二本松市平石高田1丁目
終点：郡山市田村町金屋字冬室
総延長：30.428 km
実延長：28.481 km

歴史

1993年（平成5年）5月11日 - 建設省により、県道二本松本宮線・県道金屋本宮線が二本松金屋線として主要地方道に指定
1994年（平成6年）4月1日 - 福島県により現在の路線が県道として認定

路線状況

重用路線

福島県道28号本宮三春線（本宮市高木字高木 - 同市本宮字中條）
福島県道8号本宮熱海線・福島県道355号須賀川二本松線（本宮市本宮字中條 - 同市本宮字兼谷）
福島県道115号三春日和田線（郡山市西田町三町目字北ノ内 - 同市西田町三町目字小和滝）
国道288号（郡山市富久山町北小泉 - 同市富久山町南小泉石舟）
福島県道297号斎藤下行合線（郡山市田村町下行合字御膳前 - 同市田村町下行合字上河原）
福島県道65号小野郡山線（郡山市田村町下行合字上河原 - 同市田村町下行合根柄巻）

新道・バイパス

糠沢工区
起点：本宮市糠沢字東禅寺
終点：郡山市西田町鬼生田字日向
延長：2.1909km
阿武隈川右岸の狭隘区間と水没対策として建設。2019年3月29日に供用開始。

道路施設

安達橋（本宮市、阿武隈川）
上ノ橋（本宮市、阿武隈川）
落合橋
全長：21.5m
幅員：6.0(8.0)m
形式：PC単純プレテンT桁橋
竣工：2013年度
施工：東日本コンクリート
糠沢工区整備に伴い建設。総工費は1億6600万円。
大橋
全長：66.8m
幅員：12.0m
竣工：1990年

地理

通過する自治体

二本松市
本宮市
郡山市

主要な交差道路

二本松市
国道459号
福島県道116号二本松三春線
本宮市
福島県道118号本宮岩代線
福島県道28号本宮三春線
福島県道8号本宮熱海線
福島県道189号本宮停車場線
福島県道355号須賀川二本松線
郡山市
福島県道115号三春日和田線
国道288号郡山東バイパス
福島県道57号郡山大越線
福島県道297号斎藤下行合線
福島県道65号小野郡山線
国道49号

沿線

阿武隈川
郡山市立小泉小学校
郡山市東芳小学校
大滝根川
東北電力郡山変電所
郡山市立高瀬小学校・中学校
高瀬郵便局

脚注

福島県の県道一覧をご参照ください。

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