秘境祖谷大橋

秘境祖谷大橋

秘境祖谷大橋（ひきょういやおおはし）は、徳島県三好市の西祖谷山村善徳と今久保に架かる、魅力的な桁橋です。橋は、徳島県道32号山城東祖谷山線の善徳バイパスの一部であり、全長は268メートルです。この橋が開通したのは2006年（平成18年）の2月19日で、観光地へのアクセスを円滑にするための重要な役割を果たしています。

橋の特徴

この橋は、鋼製の4径間連続非合成箱桁橋の形式で設計されており、構造的な耐久性が高いのが特徴です。路線名は主要地方道山城東祖谷山線に属し、主に観光目的の交通を支えるよう設計されています。

諸元

• - 橋長: 268.000 m
• - 支間割: (62.200 m + 90.000 m + 70.000 m + 44.200 m)
• - 総幅員: 9.200 m - 10.200 m
• - 有効幅員: 8.000 m - 9.000 m
• - 車道【幅員】: 8.000 m - 9.000 m（2車線）
• - 歩道: なし
• - 平面線形: 直線および曲率半径60 m
• - 縦断勾配: 2.2%
• - 横断勾配: 1.5 m（直線部）、6.0 m（曲線部）
• - 総鋼重: 1135 t
• - 床版: 鉄筋コンクリート
• - 施工業者: 横河ブリッジ・サクラダ・アルス製作所特定建設共同企業体
• - 架設工法: 手延べ送出し工法、トラベラークレーンベント工法

歴史的背景

開通当初から観光地として大いに活用されており、同時に「かずら橋夢舞台」が開業しました。これにより地域の観光資源が一層充実し、訪れる人々にとってより魅力的なエリアとなりました。2017年12月3日には、自動運転車両の実証実験が橋を利用して行われ、地域の交通手段の進化を象徴する出来事となったのです。

この橋は地域の重要な交通路としての役割だけでなく、観光地としても多くの人々を惹きつけています。周辺には「かずら橋」や「道の駅にしいや」といった観光名所が点在しており、四国山地の美しい自然も楽しむことができます。また、徳島県道45号西祖谷山山城線や大歩危・小歩危といった地域もすぐ近くにあり、観光ルートとしてご利用いただけます。

まとめ

秘境祖谷大橋は、美しい自然と観光地への効果的なアクセスを提供する、徳島県を代表する橋の一つです。地域の魅力を存分に楽しむことができるこのスポットは、訪れる価値があります。地域住民や観光客にとって、重要な交通路であると同時に、壮大な景観の中に佇む素晴らしい景観の一部としても愛されています。

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