秩父鉄道5000系電車

秩父鉄道5000系電車

秩父鉄道5000系電車は、秩父鉄道が保有する通勤形電車です。元々は東京都交通局6000形電車として活躍していた車両を譲り受け、 обновления工事を施したものです。

概要

1999年、普通列車用だった2000系（元東急7000系）が非冷房で、かつ18m級4両編成という特殊な仕様だったため、その代替として5000系は導入されました。全車両が1972年に都営地下鉄三田線の日比谷・三田延伸時にアルナ工機で製造されたもので、秩父鉄道入線前に京王重機整備による車体 обновленияと冷房化が行われています。当初は3両4編成（12両）が運用を開始しましたが、2011年の事故により1編成が運用を離脱し、現在は3編成が活躍しています。

入線時の改造

秩父鉄道入線に際して、以下の改造が行われました。

1両を制御車化し、3両編成化
無線装置を交換し、逆L字形アンテナを設置
ATSをT形から秩父鉄道形に交換
ブレーキシューをレジン製から鋳鉄製に交換
ワンマン運転に対応化
ドアチャイムを設置
扉の半自動化機能を追加、2ドア/4ドア切り替え機能設置
中間車（デハ5100形）にパンタグラフを新設
側面に社紋を設置

これらの改造により、秩父鉄道の路線環境に合わせた仕様へと変更されました。

登場後の改造

2008年時点の情報では、優先席部分のつり革が三角形で黄色のものに交換されています。これは、視覚的な識別性を高め、より利用しやすい環境を提供するためのものです。

運用

5000系は基本的に各駅停車に限定して運用されています。しかし、急行「秩父路」用の車両が検査などで運用を離れる際には、一時的に急行運用に就くこともあります。そのため、種別幕には「急行」表示も用意されています。

編成表

(カッコ内は都営時代の旧車番)

この他に2両が部品供給車として譲渡され、広瀬川原車両基地に留置されています。

5004編成の事故

2011年11月1日、5004号編成は樋口 - 野上駅間の踏切でダンプカーと衝突する事故を起こしました。この事故で運転士と乗客4名が負傷し、デハ5004は大破、編成の3両全てが運用を離脱しました。

その他

冬季の室内温度保持のため、長時間停車のある駅ではドアの半自動扱いを行っていますが、5000系にはドア開閉ボタンが設置されていません。そのため、停車中に乗車する場合はドアを手で開ける必要があります。

関連項目

熊本電気鉄道6000形電車

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