稲城長沼駅

稲城長沼駅の概要

稲城長沼駅は、東京都稲城市東長沼に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）南武線の駅です。駅番号はJN18。1927年（昭和2年）に南武鉄道の駅として開業し、その後国鉄、そしてJR東日本へと引き継がれてきました。高架化された島式ホーム2面4線を有しており、ラッシュ時を中心に当駅を始発・終着とする列車も設定されています。

歴史

1927年（昭和2年）11月1日: 南武鉄道の駅として開業。
1944年（昭和19年）4月1日: 南武鉄道が国有化され、運輸通信省南武線の駅となる。
1976年（昭和51年）3月1日: 貨物取扱を廃止。
1987年（昭和62年）4月1日: 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
1993年（平成5年）9月21日: 自動改札機を設置、供用開始。
2001年（平成13年）11月18日: ICカード「Suica」の利用が可能となる。
2011年（平成23年）:
4月9日：南武線快速の停車駅となる（東日本大震災の影響で延期）。
6月24日：平日の快速運転を一時休止。
9月12日：平日の快速運転を再開。
12月24日：下り線が高架化され、高架ホームからの発車となる。
2013年（平成25年）12月23日: 上り線が高架化。
2015年（平成27年）3月1日: 1番線使用開始。
2021年（令和3年）:
2月28日：みどりの窓口の営業を終了。
4月1日：業務委託化。
2024年（令和6年）
2月19日：1・4番線ホームでスマートホームドアの使用を開始。
年度内：2・3番線ホームでスマートホームドアの使用を開始（予定）。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する高架駅で、駅舎は高架下にあります。1・4番線が主本線、2・3番線が副本線（待避線）として使用されています。自動券売機、指定席券売機、自動改札機が設置されており、JR中央線コミュニティデザインが駅業務を受託しています。2021年3月31日までは直営駅でした。

ホームの変遷

高架化前は地上駅で、単式ホームと島式ホームを合わせた2面3線でした。ホーム間の移動は跨線橋を利用していました。また、立川方面には電車留置線がありました。

高架化工事に伴い、2008年から仮線への切り替えが始まり、2011年12月には下り線が、2013年12月には上り線が高架化されました。

のりば

1・2番線と3・4番線がそれぞれ島式ホームとなっており、1・4番線が主本線、2・3番線が副本線です。ダイヤ改正により、一部の各駅停車が快速と接続するようになり、当駅始発の川崎行き列車は主に2番線から発車します。一部時間帯では3番線を使用します。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は7,586人です。南武線快速停車駅の中では最も利用客が少なく、同じ稲城市内の快速通過駅である矢野口駅よりも少ないです。南武線の本線26駅の中では、津田山駅、南多摩駅に次いで3番目に少ない駅です。

駅周辺

駅前からは稲城商店街（ペアリーロード）が伸びています。駅周辺は稲城市の古くからの市街地で、市役所は駅から約2km離れています。駅前にはタクシー乗り場があり、連続立体高架化工事に合わせて土地区画整理事業も進められています。

駅南口

駅南口にあるいなぎペアパークには、アニメ『装甲騎兵ボトムズ』のスコープドッグ実物大モニュメントが設置されています。このモニュメントは、東京都の補助金と地元出身のメカニカルデザイナー大河原邦男氏の寄付によって制作されました。

高架下施設

いなぎ発信基地ペアテラス（観光案内所、ガンダムモニュメントが設置）
くらす広場（イベントや各種教室を実施）

公共施設・名所

稲城市立稲城第三小学校
稲城第四文化センター
青渭神社
いなぎペアパーク

金融機関・郵便局

きらぼし銀行 稲城支店
みずほ銀行 稲城中央支店（2021年7月に窓口業務を停止）
さわやか信用金庫 稲城支店
稲城長沼郵便局

商業施設・店舗

グルメシティ（旧忠実屋）稲城店
関東マツダ 稲城店
イオンタウン 稲城長沼
イオンフードスタイル稲城長沼店

バス路線

駅の最寄りバス停は「稲城長沼駅前」です。また、川崎街道沿いには「稲城長沼駅」バス停もあります。稲城長沼駅前からは小田急バスが、川崎街道上のバス停からは京王バスと小田急バスが運行しています。稲城市コミュニティバス「iバス」も利用できます。

隣の駅

JR南武線

快速：稲田堤駅 - 稲城長沼駅 - 府中本町駅
各駅停車：矢野口駅 - 稲城長沼駅 - 南多摩駅

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
ストロング小林（国鉄時代にこの駅で勤務）

外部リンク

駅の情報（稲城長沼駅）：JR東日本

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