稲津航

稲津 航（いなつ わたる）について

稲津航は1984年4月8日生まれの日本の男性総合格闘家で、埼玉県さいたま市出身です。彼はリバーサルジムに所属し、格闘技界での確固たる地位を築いてきました。

来歴

稲津はヒクソン・グレイシーに強く魅了され、彼を超えるためには単に柔術を学ぶだけでは不十分だと考え、レスリングを習得することを決意しました。中央大学附属高等学校に入学した彼は、レスリングを始め、在学中に東京都高校選抜チームに選ばれるなど、その才能を開花させました。また、当時から田村潔司によって設立されたU-FILE CAMP登戸に通い、さらにスキルを磨きました。

2003年3月9日にはZSTでプロデビューを果たしましたが、初戦では2006年2月18日のZST.9でレミギウス・モリカビュチスに対戦し、開始から1分15秒でKO負けを喫してしまいます。しかし、これにめげることなく、2008年8月24日に行われた「ZST VS DEEP対抗戦」では和田竜光にアンクルホールドで一本勝ちを収め、奮起します。

その後も稲津は進化を続け、2009年9月21日にはZST.21のメインイベントで、当時ZSTバンタム級王者の藤原敬典と対戦し、時間切れドローという結果になりました。この試合を境にフリーランス選手として活動することになります。2010年7月4日にはSRC ASIA vol.1に参加し、バンタム級トーナメントの1回戦で西村広和と対戦したものの、0-3の判定負けを喫しました。その後、正式にリバーサルジムへ移籍しました。

人物・エピソード

稲津は中央大学の法学部を卒業した知的な一面も持ち合わせており、明治記念館を経て現在は特別民間法人の職能団体でサラリーマンとしても二足の草鞋を履いています。趣味としては吉田松陰を深く尊敬しており、松陰神社への参拝を日課にする一方で、『留魂録』などの著作を愛読している読書家でもあります。

戦績

彼の戦績は総合格闘技の中でも注目に値し、多くの試合をこなしてきました。特にタッグマッチでも活躍しており、その多様な技術と戦略性が際立っています。

関連項目

稲津航に関する興味深い項目としては、彼が所属しているリバーサルジムや、埼玉県出身の他の著名な人物が挙げられます。また、彼と同じカテゴリで活動している選手たち、例として趙雲子龍や男子総合格闘家一覧などがあります。

外部リンク

さらに詳細な情報を得るためには、バウトレビューやSHERDOGの選手データを参照することが推奨されます。

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