窪田茂

窪田茂

窪田茂（くぼた しげる、1973年6月11日 - ）は、静岡県富士市出身の日本の柔道家。現役時代は100kg級の選手として知られ、身長は187cm。得意技は内股である。

人物と経歴

小学校4年生で柔道を始めた窪田は、中学時代には柔道部がなかったためバスケットボール部に所属。中学3年時に全国中学校柔道大会に出場したが、上位進出はならなかった。東海大相模高校に進学後、1年生で全国高校選手権団体戦2位を経験。

2年生の時には、金鷲旗決勝で世田谷学園高校のエース田辺勝を合技で破り、チームを優勝に導いた。インターハイ団体戦でも優勝を飾る。全国高校選手権個人戦無差別では、準決勝で71kg級の中村兼三を技ありで破り、決勝では沖縄尚学高校の真喜志慶治を判定で破って優勝。しかし、団体戦決勝では真喜志に判定で敗れ、チームも2位に終わった。

3年生の時には、国際高校柔道選手権大会でオール一本勝ちを果たし、チームの優勝に貢献。最優秀選手に選ばれた。金鷲旗では2連覇を達成したが、居座り大将として一度も出番はなかった。インターハイ個人戦重量級では決勝で再び真喜志を判定で破って優勝するも、団体戦では準々決勝で天理高校に敗れて5位に終わった。

1992年に東海大学へ進学。1年の時には全日本学生柔道優勝大会で2位となる。2年の時には全日本ジュニア95kg超級で優勝。3年の時には嘉納杯決勝でドイツのフランク・モラーに大内返で敗れた。4年の時には正力杯決勝で真喜志に判定で敗れるも、全日本学生柔道優勝大会ではチームの優勝に貢献。さらに、正力国際無差別決勝では、天理大学1年の村元辰寛を判定で破って優勝を飾った。

1996年、旭化成に入社。1997年には階級を100kg級に変更し、講道館杯に出場するが、決勝で大学の後輩である井上康生に警告で敗れた。1998年にはフランス国際で3位に入賞。ベラルーシのミンスクで開催されたワールドカップ団体戦に出場し、優勝メンバーの一員となった。

1999年の選抜体重別では、準決勝で井上を支釣込足で破り、決勝では国士舘大学1年の鈴木桂治を内股で破って初優勝を成し遂げた。アジア選手権では3位に終わった。2000年には全日本選手権に出場し、5位入賞を果たした。

主な戦績

95kg超級

1990年 - 全国高校選手権 団体戦 2位
1990年 - 金鷲旗 優勝
1990年 - インターハイ 団体戦 優勝
1990年 - 国体 少年男子の部 3位
1991年 - 全国高校選手権 個人戦 優勝、団体戦 2位
1991年 - 国際高校柔道選手権大会 優勝
1991年 - 金鷲旗 優勝
1991年 - インターハイ 個人戦 優勝、団体戦 5位
1991年 - 全日本新人体重別 3位
1992年 - 正力杯 5位
1992年 - 全日本学生柔道優勝大会 2位
1992年 - 全日本ジュニア 3位
1993年 - 全日本学生柔道優勝大会 3位
1993年 - 全日本ジュニア 優勝
1994年 - 正力杯 3位
1994年 - 全日本学生柔道優勝大会 3位
1994年 - 嘉納杯 2位
1994年 - 講道館杯 3位
1995年 - ドイツ国際 7位
1995年 - 正力杯 2位
1995年 - 全日本学生柔道優勝大会 優勝
1996年 - 正力国際 優勝（無差別）
1996年 - 選抜体重別 3位

100kg級

1997年 - 講道館杯 2位
1998年 - フランス国際 3位
1998年 - オーストリア国際 5位
1998年 - 選抜体重別 3位
1998年 - ワールドカップ団体戦 優勝
1999年 - 選抜体重別 優勝
1999年 - アジア選手権 3位
2000年 - モナコ国際 3位
2000年 - 全日本選手権 5位
2001年 - 選抜体重別 3位
2002年 - ロシア大統領杯 団体戦 3位

外部リンク

* 窪田 茂 - JudoInside.com のプロフィール（英語）

もう一度検索