立川バス拝島営業所

立川バス拝島営業所：歴史と路線の詳細

立川バス拝島営業所は、かつて東京都昭島市拝島町に存在した立川バスの営業所です。1963年に開設され、2018年に福生営業所へ統合されるまでの間、地域の足として重要な役割を果たしました。本記事では、拝島営業所の歴史、担当路線、特徴的な車両、そして関連作品について詳しく解説します。

営業所の概要

• - 所在地: 東京都昭島市拝島町3丁目15番4号
• - 開設: 1963年
• - 閉鎖: 2018年7月1日（福生営業所に統合）
• - 営業所記号: H
• - 併設: シティバス立川拝島営業所

拝島営業所は、立川バスにとって3番目の営業所として開設されました。開設当初から、立川駅と拝島駅を結ぶ路線（拝島線）を中心に、昭島市、福生市、立川市、国立市の路線を担当していました。

沿革

• - 1963年: 拝島営業所開設
• - 1989年: 瑞穂営業所開設（拝島営業所瑞穂支所から昇格）
• - 1999年: 二宮線廃止に伴い、あきる野市から撤退
• - 2000年:

- 4月1日: 株式会社シティバス立川設立、拝島営業所内にシティバス立川拝島営業所が設置
- 10月1日: 立川バス拝島営業所の一般路線2路線をシティバス立川に移管、国立営業所の閉鎖に伴い、音高線・羽衣循環を引き継ぎ国立市に所轄エリアを拡大。大山団地線を上水営業所より移管。福生団地線（拝16・17）をシティバス立川へ移管

• - 2008年: PASMO導入（シティバス立川拝島営業所でも導入）
• - 2009年: 都内最後のエアロスターM（H893号車）の運行終了
• - 2010年:

- 2月11日: 拝島営業所構内で初の「立川バスファン感謝イベント」開催
- 2月14日: 立川バス唯一のいすゞ・キュービックLT（H711号車）が運行終了

• - 2012年: 初期ノンステップバスカラー（愛称「木バス」）のH913号車が運行終了
• - 2013年:

- 初代「リラックマバス」1号車のH728号車が、リラックマバスとしての運行を終了
- いすゞ・キュービックの富士重工7E車体（H715号車）が運行終了

• - 2015年: いすゞ・エルガJ（H406・H407号車）が運行終了
• - 2018年: 瑞穂営業所と機能を統合し、福生営業所を新設。拝島営業所は操車場へ降格。同時にシティバス立川も立川バス本体に吸収合併

閉鎖時の路線

閉鎖時には、以下の路線を担当していました（特記以外は福生営業所に移管）。

• - 立川駅北口 - 松中団地方面（立14、立15など）
• - 立川駅北口 - 大山団地・東中神北循環（立16、立17など）
• - 立川駅北口 - 富士見町 - 拝島駅方面（立80、立81、立82など）
• - 立川駅北口 - すずかけ循環線（立93）
• - 立川駅南口 - 富士見町団地方面（立71）
• - 立川駅南口 - 三井アウトレットパーク方面（立70）
• - 拝島駅 - 拝島循環（拝11、拝12）
• - 昭島駅 - 西武立川駅 - 松中団地方面等（昭11、昭13、昭15など）
• - 音高線・郵政循環（国15、国20-2など）
• - Aバス（昭島市コミュニティバス）

特徴的な車両

拝島営業所では、他の営業所と異なり日産ディーゼル製の大型路線車が集中配置されていました。特に、富士重工製の車体を架装した車両が多く、立川バスの車両の中でも独特の存在感がありました。また、三菱ふそう・エアロスターも多く導入されていました。

当営業所が登場する作品

• - 映画「パンとバスと2度目のハツコイ」: 営業所構内で撮影が行われ、バス運転士がヒロインの相手役という設定で使用されました。
• - ドラマ「相棒」: シティバス立川の車両が登場しました。

まとめ

立川バス拝島営業所は、半世紀以上にわたり地域の交通を支えてきた重要な拠点でした。閉鎖後も、その路線と車両の一部は福生営業所や他の営業所に引き継がれ、現在も地域の足として活躍しています。この記事を通じて、拝島営業所の歴史と貢献について深く理解していただければ幸いです。

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