竹富東港

竹富東港

竹富東港（たけとみひがしこう）は、沖縄県八重山郡竹富町に属する竹富島に位置する地方港湾であり、通称として竹富港とも呼ばれます。この港は沖縄県が管理しており、港湾調査規則においては乙種港湾に分類されています。

概要

竹富島の北東部に位置する竹富東港は、石垣島の石垣港などとの間に多くの旅客船（高速船）が就航しており、加えて定期貨客船（フェリー）や地元の小型船も利用しています。島外との交通手段が船舶に限られる竹富島において、住民の生活を支える上で欠かせない港湾施設です。また、竹富島は伝統的な赤瓦の集落が重要伝統的建造物群保存地区に選定されているため、多くの観光客が訪れます。そのため、竹富東港は観光客にとっても重要な玄関口としての役割を担っています。

沿革

竹富東港は、1972年5月15日の沖縄本土復帰に伴い地方港湾に指定されました。その後、1997年から1998年にかけて、物揚場や防波堤の整備が行われ、2003年7月31日には、旅客待合所である「てぇどぅんかりゆし館」が完成しました。

施設

係留施設

物揚場 (-3.0m) - 320m（最大対象船舶 100総トン）
物揚場 (-2.0m) - 161m（最大対象船舶 30総トン）
浮桟橋 - 1基（最大対象船舶 100総トン）
船揚場 - 50m

旅客待合所「てぇどぅんかりゆし館」

敷地面積 2,472m2、延床面積 754.12m2
「てぇどぅん」は竹富方言で竹富島を意味し、「かりゆし」は旅人の航海の安全を祈る意味が込められています。
開設当初から地元のNPO法人たきどぅんが運営を行っています。

定期航路

八重山観光フェリーと安栄観光の2社が以下の定期航路を運航しています。特に石垣航路の便数が多く、他の航路は便数が限られています。

旅客船（高速船）

石垣港（石垣島）
大原港（西表島）
小浜港（小浜島）

貨客船（フェリー）

石垣港（石垣島）

その他

竹富東港は、竹富島の住民と観光客にとって不可欠な港湾施設であり、島の経済と生活を支える重要な役割を果たしています。また、港の周辺には、竹富島の美しい自然や歴史的な建造物が点在しており、観光客にとっても魅力的な場所です。港を利用する際には、安全に注意し、地域のルールを守って利用することが大切です。

関連情報

日本の港湾一覧#沖縄県
西桟橋

外部リンク

竹富東港 (PDF) 沖縄県土木建築部港湾課

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