第15回サンディエゴ映画批評家協会賞

サンディエゴ映画批評家協会が主催する、2010年の傑出した映画作品を称える祭典、第15回サンディエゴ映画批評家協会賞が開催されました。この年の優れた映画製作者や俳優、技術スタッフたちの功績を評価し、各部門の受賞者が決定しました。候補作品および候補者は2010年 12月13日に発表され、その翌日である12月14日に最終的な受賞結果が公表されました。

主要部門における受賞者およびノミネートは以下の通りです。

作品賞

この年の最優秀作品には、『ウィンターズ・ボーン』が選ばれました。候補には、他に以下のような作品がノミネートされました。

『ブラック・スワン』
『ザ・ファイター』
『インセプション』
『英国王のスピーチ』
『ソーシャル・ネットワーク』

監督賞

優れた手腕を発揮した監督に贈られる監督賞は、『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー氏が受賞しました。候補には以下の監督が名を連ねています。

ダニー・ボイル - 『127時間』
デヴィッド・フィンチャー - 『ソーシャル・ネットワーク』
デブラ・グラニク - 『ウィンターズ・ボーン』
クリストファー・ノーラン - 『インセプション』

主演男優賞

主演男優賞は、『オンディーヌ海辺の恋人』で繊細な演技を見せたコリン・ファレル氏が受賞しました。候補には以下の俳優がノミネートされました。

アーロン・エッカート - 『ラビット・ホール』
ジェシー・アイゼンバーグ - 『ソーシャル・ネットワーク』
コリン・ファース - 『英国王のスピーチ』
ジェームズ・フランコ - 『127時間』

主演女優賞

主演女優賞には、『ウィンターズ・ボーン』での力強い演技が評価されたジェニファー・ローレンス氏が輝きました。候補には以下の女優がノミネートされました。

キャリー・マリガン - 『わたしを離さないで』
ナタリー・ポートマン - 『ブラック・スワン』
ティルダ・スウィントン - 『ミラノ、愛に生きる』
ミシェル・ウィリアムズ - 『ブルーバレンタイン』

助演男優賞

助演男優賞は、『ウィンターズ・ボーン』のジョン・ホークス氏が受賞しました。候補は以下の通りです。

クリスチャン・ベール - 『ザ・ファイター』
ジョン・ハート - 『44 Inch Chest』
ジェレミー・レナー - 『ザ・タウン』
ジェフリー・ラッシュ - 『英国王のスピーチ』

助演女優賞

助演女優賞は、『家族の庭』のレスリー・マンヴィル氏に贈られました。候補には以下の女優がノミネートされました。

デイル・ディッキー - 『ウィンターズ・ボーン』
メリッサ・レオ - 『ザ・ファイター』
ブレイク・ライヴリー - 『ザ・タウン』
ジャッキー・ウィーヴァー - 『アニマル・キングダム』

脚本賞

オリジナル脚本賞: 『Four Lions』 - クリス・モリス、ジェス・アームストロング、サム・ベイン氏
候補: 『インセプション』、『英国王のスピーチ』、『オンディーヌ海辺の恋人』、『トイ・ストーリー3』
脚色賞: 『ソーシャル・ネットワーク』 - アーロン・ソーキン氏
* 候補: 『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』、『シャッターアイランド』、『ザ・タウン』、『ウィンターズ・ボーン』

アニメ映画賞

最優秀アニメ映画には、『トイ・ストーリー3』が選ばれました。候補には『怪盗グルーの月泥棒 3D』、『ヒックとドラゴン』、『イリュージョニスト』、『塔の上のラプンツェル』がノミネートされました。

撮影賞

撮影賞は、『インセプション』のウォーリー・フィスター氏が受賞しました。候補には、『127時間』、『ブラック・スワン』、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』、『シャッターアイランド』の撮影監督らがノミネートされました。

編集賞

編集賞は、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』のジョン・エイモス氏とポール・マクリス氏が受賞しました。候補には、『127時間』、『ブラック・スワン』、『インセプション』、『ソーシャル・ネットワーク』の編集担当者がノミネートされました。

アンサンブル演技賞

アンサンブル演技賞は、『44 Inch Chest』のキャストに贈られました。候補には、『家族の庭』、『ザ・ファイター』、『ソーシャル・ネットワーク』、『ウィンターズ・ボーン』のキャストがノミネートされました。

外国語映画賞

外国語映画賞は、イタリア映画の『ミラノ、愛に生きる』が受賞しました。候補には、メキシコ、スウェーデン、韓国、イランの作品がノミネートされました。

美術賞

美術賞は、『シャッターアイランド』のダンテ・フェレッティ氏が受賞しました。候補には、『アリス・イン・ワンダーランド』、『ブラック・スワン』、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』、『インセプション』の美術担当者がノミネートされました。

音楽賞

音楽賞は、『わたしを離さないで』のレイチェル・ポートマン氏に贈られました。候補には、『127時間』、『アリス・イン・ワンダーランド』、『ブラック・スワン』、『ソーシャル・ネットワーク』の音楽担当者がノミネートされました。

これらの受賞結果は、2010年の映画芸術における顕著な功績を称えるものとなりました。

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