第18回日本アカデミー賞

第18回日本アカデミー賞：1995年の映画界を彩った輝き

1995年3月18日、国立京都国際会館にて開催された第18回日本アカデミー賞授賞式は、高島忠夫氏と三田佳子氏を司会に迎え、華やかな幕開けを迎えました。前年の放送枠変更に伴い、日本テレビ系列では土曜日のゴールデンタイムに拡大された枠で放送され、多くの視聴者を魅了しました。

最も栄誉ある最優秀作品賞は、深作欣二監督、佐藤浩市さんと高岡早紀さんが主演を務めた『忠臣蔵外伝 四谷怪談』が受賞。この作品は、脚本、監督、主演俳優、女優、撮影、照明、美術など、多くの部門で高い評価を受けました。

その他の主要部門の受賞作品・受賞者は以下の通りです。

優秀作品賞：『居酒屋ゆうれい』、『119』、『四十七人の刺客』、『ラストソング』
優秀監督賞：市川崑氏（『四十七人の刺客』）、奥山和由氏（『RAMPO 奥山監督版』）、竹中直人氏（『119』）、渡邊孝好氏（『居酒屋ゆうれい』）
優秀脚本賞：池上金男氏・竹山洋氏・市川崑氏（『四十七人の刺客』）、奥山和由氏・榎祐平氏（『RAMPO 奥山監督版』）、田中陽造氏（『居酒屋ゆうれい』）、野沢尚氏（『集団左遷』）
優秀主演男優賞：赤井英和氏（『119』）、柴田恭兵氏（『集団左遷』）、高倉健氏（『四十七人の刺客』）、本木雅弘氏（『ラストソング』）
優秀主演女優賞：安達祐実氏（『家なき子』）、かたせ梨乃氏（『東雲楼 女の乱』）、山口智子氏（『居酒屋ゆうれい』）、吉永小百合氏（『女ざかり』）
優秀助演男優賞：竹中直人氏（『119』）、津川雅彦氏（『集団左遷』）、三國連太郎氏（『釣りバカ日誌7』）、吉岡秀隆氏（『ラストソング』）
優秀助演女優賞：荻野目慶子氏（『忠臣蔵外伝 四谷怪談』）、斉藤慶子氏（『東雲楼 女の乱』）、鈴木京香氏（『119』）、渡辺えり子氏（『忠臣蔵外伝 四谷怪談』）
優秀音楽賞：金子隆博氏（『河童』）、川崎真弘氏（『RAMPO 奥山監督版』）、谷川賢作氏（『四十七人の刺客』）、和田薫氏（『忠臣蔵外伝 四谷怪談』）
優秀撮影賞：五十畑幸勇氏（『四十七人の刺客』）、加藤雄大氏（『ラストソング』）、佐々木原保志氏（『RAMPO 奥山監督版』）、森田富士郎氏（『東雲楼 女の乱』）
優秀照明賞：下村一夫氏（『四十七人の刺客』）、大澤暉男氏（『ラストソング』）、安河内央之氏（『RAMPO 奥山監督版』）、増田悦章氏（『東雲楼 女の乱』）
優秀美術賞：井川徳道氏（『東雲楼 女の乱』）、小川富美夫氏（『ヤマトタケル』）、西岡善信氏・丸井一利氏（『忠臣蔵外伝 四谷怪談』）、部谷京子氏（『RAMPO 奥山監督版』）
優秀録音賞：林鑛一氏（『集団左遷』）、広瀬浩一氏・鈴木信一氏（『忠臣蔵外伝 四谷怪談』）、紅谷愃一氏（『RAMPO 奥山監督版』）、堀池美夫氏（『東雲楼 女の乱』）
優秀編集賞：奥原好幸氏（『119』）、川島章正氏（『RAMPO 奥山監督版』）、鈴木晄氏（『居酒屋ゆうれい』）、園井弘一氏（『忠臣蔵外伝 四谷怪談』）
優秀外国作品賞：『スピード』、『トゥルーライズ』、『パルプ・フィクション』、『ピアノ・レッスン』
新人俳優賞：佐伯日菜子氏（『毎日が夏休み』）、高岡早紀氏（『忠臣蔵外伝 四谷怪談』）、羽田美智子氏（『RAMPO 奥山監督版』）
話題賞：作品部門『ヒーローインタビュー』、俳優部門吉岡秀隆氏（『ラストソング』）
会長特別賞：市川右太衛門氏、京マチ子氏、三船敏郎氏、山田五十鈴氏、俊藤浩滋氏
協会特別賞：宇野正太郎氏、宇野竜之介氏
* 特別賞：『平成狸合戦ぽんぽこ』、『全身小説家』

この授賞式は、1995年の日本映画界を代表する作品と人材を称える、記憶に残る一夜となりました。各賞の受賞を機に、これらの作品や俳優たちのさらなる活躍が期待されました。

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