第2タイ＝ラオス友好橋

第2タイ＝ラオス友好橋について

第2タイ＝ラオス友好橋は、タイのムックダーハーン県とラオスのサワンナケート県を結ぶ、メコン川に架けられた2番目の橋です。この橋は、両国間の重要な交通インフラであり、地域経済の発展に大きく貢献しています。

概要

この橋は、ラオスとタイの国境を跨ぐ2番目の橋として建設されました。最初に建設されたのはヴィエンチャンとノンカーイを結ぶ友好橋です。第2タイ＝ラオス友好橋の建設は、日本の政府開発援助（ODA）による円借款、具体的には国際協力銀行からの約80億円の融資によって実現しました。

建設

建設工事は日本の大手ゼネコンである三井住友建設が担当しました。2003年12月に工事が開始され、約3年の期間を経て2006年12月に竣工しました。開通式は2006年12月20日に行われましたが、一般車両の通行は翌年2007年1月10日から正式に開始されました。しかし、現在のところラオスとタイの国境施設は、朝6時から夜10時までの時間帯のみ開いています。

構造

橋の全長は、川を横断する部分が1,600メートル、ラオス側とタイ側の取り付け部分が合わせて450メートル、合計で2,050メートルです。橋の構造は、多径間連続ラーメンPC箱桁橋を基本としていますが、仏教における「合掌」の形をデザインに取り入れるために、一部にエクストラドーズド橋の技術が用いられています。橋には上下2車線の車道と歩道が整備されており、歩行者も安全に通行することができます。

経済効果

この橋の完成は、ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーを結ぶ東西経済回廊の完成に大きく貢献しました。メコン川の南北を結ぶ海運軸と合わせて、この橋は人的・物的交流を促進し、地域全体の発展を支える重要な役割を担っています。物流の効率化や観光客の増加を通じて、地域経済の活性化に寄与することが期待されています。

関連事項

タイ＝ラオス友好橋
第3タイ・ラオス友好橋
第4タイ・ラオス友好橋
第5タイ＝ラオス友好橋
ラオスの交通
タイの交通

この橋は、単に二国間を結ぶ交通インフラとしてだけでなく、地域全体の発展を牽引する重要なシンボルとなっています。今後の更なる地域交流と発展が期待されます。

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