第2北大通線

第2北大通線について

第2北大通線（だいにきたおおどおりせん）は、埼玉県熊谷市内に位置する都市計画道路の一つです。一般的には「第二北大通り」として知られています。この道路は熊谷市街地の中心部と国道17号熊谷バイパスを結ぶ、重要な交通路として立ち上げられました。

概要

この道路は、熊谷市の市街地中心部の北側に位置する国道17号の更に北側を走っており、半環状の形状をしています。市街地中心部と国道17号の佐谷田地区の間、さらには国道407号（妻沼バイパス）の原島地区に至るまでの区間を持つ都市計画道路です。全区間は、熊谷市道137号線として指定されています。

整備は順次行われてきましたが、特に最近では上之付近から点字図書館（北）交差点までの未開通区間と、大原付近から終点の原島付近にかけての国道407号との交点間が相次いで開通しました。この開通式典は2019年4月13日に行われ、これにより第2北大通線は全線開通を迎えました。

規格と延長

第2北大通線の特徴的な点として、全延長は6,330メートルに及び、道路幅は20メートルで設計されています。車線は対面2車線の交通流を支えるものとなっており、交通量に対応できるよう設計されています。

歴史

この道路の計画は1973年3月13日に都市計画として決定され、その後1978年には現在の区間へと延長されました。1987年に事業が本格的に始まり、2019年4月には全線が開通したことで、道路ネットワークの一つとしての役割を果たすことが可能になりました。

整備の効果

第2北大通線の整備による効果は、熊谷市における環状道路ネットワークの形成や市街地中心部の渋滞緩和です。具体的には、熊谷市街地の東部から群馬県太田市方面へのアクセスが改善され、慢性的な渋滞を引き起こしていた熊谷警察署交差点を回避できるようになりました。また、起点である佐谷田（南）交差点と直結する県道冑山熊谷線の新道が全区間で完成すれば、東松山市方面へのアクセスもさらに便利になります。

交差する主な道路と沿線の主要施設

第2北大通線は多くの主要道路と交差し、様々な施設に近接しています。以下は主な沿線施設の一部です。

• - 上越新幹線（新幹線高架下を通過）
• - 熊谷流通センター（ソシオ熊谷）
• - 秩父鉄道秩父本線（跨線橋で立体交差）
• - ソシオ流通センター駅
• - 熊谷市立佐谷田小学校
• - 熊谷市立熊谷東中学校
• - 熊谷市立富士見中学校
• - 埼玉県立熊谷農業高等学校

この道路は、地域の交通インフラを強化し、経済活動の活性化にも寄与しています。市の発展に寄与する重要な交通路として機能していることが、その重要性を物語っています。

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