第45回グラミー賞

第45回グラミー賞 概要

第45回グラミー賞は、2003年2月23日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されました。この年のグラミー賞は、ノラ・ジョーンズが主要4部門（年間最優秀レコード賞、年間最優秀アルバム賞、年間最優秀楽曲賞、最優秀新人賞）を独占するという歴史的な出来事で注目を集めました。彼女のデビューアルバム『ノラ・ジョーンズ（Come Away With Me）』とシングル「ドント・ノー・ホワイ（Don't Know Why）」は、その音楽性と普遍的な魅力で幅広い層の支持を集め、音楽業界に大きなインパクトを与えました。

主要部門受賞者

以下に、第45回グラミー賞の主要部門の受賞者を詳細に紹介します。

年間最優秀レコード賞:
「ドント・ノー・ホワイ（Don't Know Why）」 - ノラ・ジョーンズ

年間最優秀アルバム賞:
『ノラ・ジョーンズ（Come Away With Me）』 - ノラ・ジョーンズ

年間最優秀楽曲賞:
「ドント・ノー・ホワイ（Don't Know Why）」 - ジェシー・ハリス（ソングライター）

最優秀新人賞:
ノラ・ジョーンズ

ポップ部門

最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス:
「ドント・ノー・ホワイ（Don't Know Why）」 - ノラ・ジョーンズ

最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス:
「Your Body Is A Wonderland」 - ジョン・メイヤー

最優秀ポップ・パフォーマンス（デュオもしくはグループ）:
「Hey Baby」 - ノー・ダウト

最優秀ポップ・コラボレーション:
「ザ・ゲーム・オブ・ラヴ （The Game Of Love）」 - カルロス・サンタナ＆ミシェル・ブランチ

最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス:
「Auld Lang Syne」 - B.B.キング

最優秀ポップ・ボーカル・アルバム:
『ノラ・ジョーンズ（Come Away With Me）』 - ノラ・ジョーンズ

最優秀ポップ・インストゥメンタル・アルバム:
『ジャスト･チリン（Just Chillin'）』 - ノーマン・ブラウン

トラディショナル・ポップ部門

最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム:
『Playin' With My Friends - Bennett Sings The Blues』 - トニー・ベネット

ダンス部門

最優秀ダンス録音:
「Days Go By」 - ダーティ・ヴェガス

ロック部門

最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス:
「Steve McQueen」 - シェリル・クロウ

最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス:
「The Rising」 - ブルース・スプリングスティーン

最優秀ロック・パフォーマンス（デュオもしくはグループ）:
「In My Place」 - コールドプレイ

最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス:
「Approaching Pavonis Mons By Balloon (Utopia Planitia)」 - ザ・フレーミング・リップス

最優秀ハードロック・パフォーマンス:
「All My Life」 - フー・ファイターズ

最優秀メタル・パフォーマンス:
「Here to Stay」 - コーン

最優秀ロック・ソング:
「The Rising」 - ブルース・スプリングスティーン

最優秀ロック・アルバム:
『ザ・ライジング（The Rising）』 - ブルース・スプリングスティーン

オルタナティヴ部門

最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム:
『静寂の世界（A Rush Of Blood To The Head）』 - コールドプレイ

R&B部門

最優秀女性R&Bボーカル・パフォーマンス:
「He Think I Don't Know」 - メアリー・J. ブライジ

最優秀男性R&Bボーカル・パフォーマンス:
「U Don't Have To Call」 - アッシャー

最優秀R&Bパフォーマンス（デュオもしくはグループ）:
「Love's In Need Of Love Today」 - スティーヴィー・ワンダー＆テイク6

最優秀トラディショナルR&Bボーカル・パフォーマンス:
「What's Going On」 - チャカ・カーン・アンド・ザ・ファンク・ブラザーズ

最優秀アーバン／オルタナティヴ・パフォーマンス:
「Little Things」 - インディア・アリー

最優秀R&Bソング:
「Love Of My Life (An Ode To Hip Hop)」 - エリカ・バドゥ featuring コモン

最優秀R&Bアルバム:
『インディアへの旅（Voyage To India）』 - インディア・アリー

最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム:
『Ashanti』 - アシャンティ

ラップ部門

最優秀女性ラップ・パフォーマンス:
「Scream a.k.a. Itchin'」 - ミッシー・エリオット

最優秀男性ラップ・パフォーマンス:
「Hot in Herre」 - ネリー

最優秀ラップ・パフォーマンス（デュオもしくはグループ）:
「The Whole World」 - アウトキャスト featuring キラー・マイク

最優秀ラップ／サング・コラボレーション:
「ジレンマ（Dilemma）」 - ネリー featuring ケリー・ローランド

最優秀ラップ・アルバム:
『ザ・エミネム・ショウ（The Eminem Show）』 - エミネム

カントリー部門

最優秀女性カントリー・ボーカル・パフォーマンス:
「Cry」 - フェイス・ヒル

最優秀男性カントリー・ボーカル・パフォーマンス:
「Give My Love To Rose」 - ジョニー・キャッシュ

最優秀カントリー・パフォーマンス（デュオもしくはグループ）:
「Long Time Gone」 - ディキシー・チックス

最優秀カントリー・コラボレーション（ボーカルあり）:
「Mendocino County Line」 - ウィリー・ネルソン＆リー・アン・ウーマック

最優秀カントリー・インストゥルメンタル・パフォーマンス:
「Lil' Jack Slade」 - ディキシー・チックス

最優秀カントリー・ソング:
「Where Were You (When The World Stopped Turning)」 - アラン・ジャクソン

最優秀カントリー・アルバム:
『ホーム（Home）』 - ディキシー・チックス

最優秀ブルーグラス・アルバム:
『Lost In The Lonesome Pines』 - クリンチ・マウンテン・ボーイズ、ジム・ローダーデイル＆ラルフ・スタンレー

その他のジャンル

この他にも、ニューエイジ、ジャズ、ゴスペル、ラテン、ブルース、フォーク、レゲエ、ポルカ、ワールドミュージック、チルドレンズ、スポークン・ワード、ミュージカル・ショー、映画・テレビ音楽、作曲・編曲、パッケージング、ヒストリカル、制作・エンジニアリング、ミュージック・ビデオなど、幅広いジャンルで優れた作品が表彰されました。

特別賞

ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤー:
ボノ

グラミー・レジェンド賞:
ビージーズ

生涯業績賞:
エタ・ジェームス
ジョニー・マティス
グレン・ミラー
ティト・プエンテ
サイモン&ガーファンクル

第45回グラミー賞は、ノラ・ジョーンズの歴史的な快挙とともに、様々なジャンルの音楽の豊かさを改めて認識させる機会となりました。

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