第47回桜花賞

第47回桜花賞 (1987年4月12日)

1987年4月12日に行われた第47回桜花賞は、阪神競馬場にて開催されました。このレースは、JRA（日本中央競馬会）に名称が変更されてから初のGIレースとしても注目を集めました。天候は晴れ、馬場状態は良好で、競馬ファンたちは期待を胸に詰め込みながらスターティングゲートの前に集まっていました。

レースの状況

この年の桜花賞では、1番人気だったのは前走のチューリップ賞を制したマックスビューティ。田原成貴騎手とのコンビで挑むことになります。2番人気には増沢末夫騎乗のコーセイ、続いて3番人気はドウカンジョーという人気馬が並びました。また、この年からフルゲートが22頭から18頭へと変更されることも話題となりました。

出走馬と枠順

出走する馬たちにはそれぞれの戦績がありました。以下は出走馬とその枠順です：

• - 1枠1番: マックスビューティ (田原成貴)
• - 1枠2番: ルーベナイト (河内洋)
• - 2枠3番: ベルロビン (安田富男)
• - 2枠4番: ワンダーレジスト (猿橋重利)
• - 3枠5番: コシキワールド (清水英次)
• - 3枠6番: トウホーロイヤル (的場均)
• - 4枠7番: ナカミジュリアン (郷原洋行)
• - 4枠8番: ウインホイッスル (柴田政人)
• - 5枠9番: コーセイ (増沢末夫)
• - 5枠10番: コメーテス (楠孝志)
• - 6枠11番: モガミローレン (南井克巳)
• - 6枠12番: ドウカンジョー (田島信行)
• - 7枠13番: ハセベルテックス (岡部幸雄)
• - 7枠14番: オカノアスティー (松永幹夫)
• - 7枠15番: トキノキャロル (中野栄治)
• - 8枠16番: ナムラマイヒメ (村本善之)
• - 8枠17番: ヤマトムラサキ (中竹和也)
• - 8枠18番: カルストンペガサス (加用正)

レース展開

レースがスタートすると、コシキワールドが出遅れる一方、他の馬たちは良いスタートを切りました。ナムラマイヒメが先頭を走り、続いてオカノアスティー、カルストンペガサス、ドウカンジョーと続きました。一番人気のマックスビューティは4、5番手に位置取り、前半800メートルを46秒6という速いペースで通過します。

実況を担当していた関西テレビの杉本清アナウンサーは、「ちょっと前が速い」と強調しながらレース展開を伝えました。3コーナーから4コーナーにかけて、ナムラマイヒメとカルストンペガサスが前に出て直線に入り、マックスビューティが抜け出すと、後続を引き離し、そのまま1着でゴールしました。

着順と払戻金

このレースの結果は以下の通りです：

1. マックスビューティ
2. コーセイ
3. ワンダーレジスト
4. ハセベルテックス
5. ナムラマイヒメ

払戻金は、単勝が310円、複勝はそれぞれ150円、140円、360円となりました。また、連複は570円という結果でした。

レースのその後

マックスビューティはこの桜花賞の後も活躍を続け、5月3日のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別を制し、さらには第48回優駿牝馬も勝利を収めることでクラシック牝馬2冠を達成しました。一方、桜花賞で2着となったコーセイは、1989年3月12日の中山記念を勝ち取るなど、各馬がその後も競走で名を馳せることとなります。

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