第5施設群

陸上自衛隊第5施設群

概要

陸上自衛隊第5施設群は、新潟県上越市の高田駐屯地に駐屯する施設科部隊であり、第1施設団の隷下にあります。1972年8月に第107施設大隊を母体として編成され、陸上自衛隊で5番目の施設群となりました。群本部、本部管理中隊、そして3つの施設中隊で構成されており、群長は1等陸佐が務め、高田駐屯地司令を兼務しています。

施設科部隊として、国内での災害派遣活動や海外での国際貢献活動に積極的に参加し、その専門性を活かした支援活動を展開しています。

沿革

第107施設大隊

1954年（昭和29年）10月：茨城県の勝田駐屯地において第107施設大隊が新編されました。
1961年（昭和36年）8月17日：第1施設団の新編に伴い、同団の隷下部隊となりました。
1962年（昭和37年）8月14日：第107施設大隊の主力である3個中隊が高田駐屯地に移駐しました。
1968年（昭和43年）8月9日：第107施設大隊の残る1個中隊も高田駐屯地に移駐し、大隊の集結が完了しました。

第5施設群

1972年（昭和47年）8月1日：第107施設大隊を基幹として、第5施設群が高田駐屯地に新編されました。編成当初は、群本部、本部中隊、第308～第310施設中隊、第307施設器材中隊、第309ダンプ車両中隊、第316地区施設隊（松本駐屯地）が含まれていました。
1984年（昭和59年）3月26日：第309ダンプ車両中隊（高田駐屯地）が廃止されました。
1990年（平成2年）3月：本部中隊が本部管理中隊に改編されました。
1991年（平成3年）3月29日：第316地区施設隊（松本駐屯地）が第353施設中隊に改編されました。
1993年（平成5年）3月：部隊の改編が行われ、本部管理中隊に整備小隊が新編、第307施設器材中隊に器材A小隊（自走架柱橋装備）が新編されました。
2001年（平成13年）3月26日：部隊の移駐が行われ、第2普通科連隊長から駐屯地司令職務が移管され、第353施設中隊が松本駐屯地から高田駐屯地に移駐しました。
2002年（平成14年）3月27日：後方支援体制の移行に伴い、本部管理中隊の整備小隊が廃止され、整備部門が東部方面後方支援隊第102施設直接支援大隊第2直接支援中隊に移管されました。
2016年（平成28年）3月28日：部隊の機能別改編が行われ、6個中隊から4個中隊へと再編されました。これに伴い、第308～第310施設中隊、第353施設中隊、第307施設器材中隊が廃止され、新たに第392～第394施設中隊が新編されました。

部隊編成・駐屯地

第5施設群は、高田駐屯地に駐屯しており、以下の部隊で構成されています。

群本部
本部管理中隊
第392施設中隊
第393施設中隊
第394施設中隊

整備支援部隊

東部方面後方支援隊第102施設直接支援大隊第2直接支援中隊「102施直支-2」：2002年（平成14年）3月27日から第5施設群の整備支援を担当しています。

主要幹部

主要幹部に関する具体的な情報は、現時点では公開されていません。

主要装備

主要装備に関する具体的な情報は、現時点では公開されていません。

廃止（改編）部隊

過去に存在した、または改編された部隊は以下の通りです。

第309ダンプ車両中隊：1984年（昭和59年）3月26日に廃止。
本部中隊：1990年（平成2年）3月に廃止。本部管理中隊に改編。
第316地区施設隊：1991年（平成3年）3月29日に廃止。第353施設中隊（松本駐屯地）に改編。
本部管理中隊整備小隊：2002年（平成14年）3月27日に廃止。整備部門は東部方面後方支援隊第102施設直接支援大隊第2直接支援中隊に移管。
第308～第310施設中隊、第353施設中隊、第307施設器材中隊：2016年（平成28年）3月28日に廃止。機能別中隊への改編に伴い、第392～第394施設中隊に改編。

脚注

防衛省の人事発令に関する情報は、以下のリンクから確認できます。

“防衛省人事発令”

関連項目

陸上自衛隊施設学校
第1施設団
第3施設群
第4施設群

外部リンク

高田駐屯地

もう一度検索