第63回有馬記念

第63回有馬記念 概要

第63回有馬記念は2018年12月23日、中山競馬場で開催された大規模な競馬イベントです。このレースにおいて、ブラストワンピースが見事に優勝し、鞍上の池添謙一騎手は同一レースにおける最多勝利記録を更新し、4勝目を達成しました。

ファン投票結果の概要

レースへ出走する馬の選定にあたっては、11月18日から12月3日までの間にファン投票が実施され、最も多くの投票が寄せられました。この投票の結果、最終的な有効投票数は1,386,468票に達し、出走馬が灰色の枠で表示される形となりました。ファン投票の中間発表は2回行われ、12月7日が最終発表の日でした。

最終順位上位馬

最終登録馬の中から上位20頭が選出されました。人気を集めたのは、ジャパンカップを2400mの世界レコードで勝利したアーモンドアイとリーディング者的存在となったレイデオロでした。レイデオロはファン投票において第1位を獲得し、圧倒的な支持を受けて1番人気に推されました。続く人気馬としては、ジャパンカップでの健闘を見せたキセキ、さらにはクラシックレースで実力を発揮できなかった3歳馬ブラストワンピース、過去のエリザベス女王杯優勝馬モズカッチャンなどが名を連ねました。

レースには、GI勝利経験がある7頭、さらに重賞タイトルを持つ14頭の馬が集結し、フルゲートとなる16頭が出走しました。

レース直前の状況

注目を集めるのは、J・GIで5勝を挙げた障害競走からの転向馬、オジュウチョウサンでした。この馬は条件戦を2連勝し、ファンの期待を集めていました。オジュウチョウサンの鞍上には武豊騎手が騎乗し、7月から平地競走に復帰し、900万下、1000万下の競走も勝利して有馬記念に挑む形となりました。

レース当日の様子

当日の天候は曇り、馬場状態は稍重でした。競走は15時25分に始まり、4歳以上の牡馬は57kg、牝馬および3歳牡馬は55kgの負担重量が課されました。

出走馬と枠順

出走馬の枠順は、公開抽選によって決定され、BSフジで生中継されました。

レース結果

レースは、ミッキースワローが立ち遅れてスタートし、オジュウチョウサンが1番枠を利用して先頭に立つ展開となりましたが、キセキがその後続で先頭に立ちました。レイデオロは中団に控え、各馬が位置を取りながら進行。ブラストワンピースは早めに仕掛け、レイデオロの追撃を振り切りゴールに到達しました。最終レース時間は2分32秒2で、3歳馬による勝利は19頭目となりました。

エピソード

この勝利で、ブラストワンピースは自身初のGIタイトルを獲得し、重賞勝ちも3回目となります。池添騎手にとっては、過去にドリームジャーニーやオルフェーヴルを含む4勝目での達成感があったと言えます。また、大竹正博調教師にとっては、有馬記念初勝利という成功を収めました。

テレビ・ラジオ放送

レースの実況はNHKやフジテレビなど複数のメディアで行われ、各局が特色を持った解説や実況を提供しました。
これにより、多くの競馬ファンがこの重要なレースを楽しむことができました。

もう一度検索