第65回オールスター競輪

第65回オールスター[[競輪]]

2022年8月9日から15日にかけて、西武園競輪場を舞台に繰り広げられた、競輪の最高峰レース「GI」である第65回オールスター[[競輪]]。この大会は、総額5,368万円という高額な優勝賞金をかけて、トップレーサーたちが激戦を繰り広げました。

大会概要

今大会は、当初6日間の日程で予定されていましたが、台風8号の接近により、5日目の全レースが中止・順延となる異例の事態に見舞われました。ビッグレースでの開催期間中の順延は、2019年の寬仁親王牌以来のことであり、オールスター[[競輪]]に限ると2013年以来の出来事でした。また、6日間開催のGIレースでの順延は、1999年以来と、非常に珍しいケースとなりました。

レースプログラム

レースは、初日から3日目までは10レース、4日目から6日目までは11レースが実施されました。さらに、2日目と3日目の第11レースでは、ガールズケイリンコレクションが開催され、華やかなレースが展開されました。

参加選手は、最大で6日間で5レースを走ります。一次予選では、全選手が2レースに出走し、その着順に応じて与えられるポイントの合計で、上位63名が4日目の二次予選に進出しました。また、一次予選のポイント上位9名は、「シャイニングスター賞」への出場権を獲得しました。

決勝戦

8月15日に行われた決勝戦では、脇本雄太選手が7番手から捲り、ゴール寸前で松浦悠士選手を捉え、見事優勝を果たしました。この勝利は、脇本選手にとって自身2度目のオールスター[[競輪]]制覇であり、5月の日本選手権[[競輪]]に続くGI優勝となりました。

レース詳細

誘導員: 小沼良（埼玉）
優勝: 脇本雄太

脇本選手は、同県の後輩である寺崎浩平選手との連携が外れるというアクシデントに見舞われながらも、圧倒的な脚力で他を圧倒しました。この優勝は、脇本選手にとって今大会5連勝での完全優勝となりました。

大会のハイライト

西武園競輪場でのGI開催: 2008年以来、18年ぶりの開催となりました。
観客動員: 3年ぶりに有観客での開催となりましたが、COVID-19の影響で、入場者数は5,000名に制限されました。
イベント: 開会式や表彰式は、サイクルシアターで行われました。
賞金: 優勝賞金は5,168万円（副賞込み5,368万円）と、日本選手権[[競輪]]以外のGIでは初となる5,000万円超えとなりました。
花火: 決勝レース後には、バンク内から花火が打ち上げられ、大会を締めくくりました。
売上: 総売上額は128億4273万9700円と、前回の無観客開催時を上回りましたが、目標額の130億円には届きませんでした。しかし、オールスター[[競輪]]の総売上額が125億円を超えたのは、2010年以来のことでした。

放送について

決勝戦は、地上波での生中継は行われませんでした。BSテレ東では、当初生中継の予定でしたが、日程変更により準決勝の中継となりました。決勝戦の模様は、SPEEDチャンネルのみで中継されました。

特記事項

最年長出場選手: 神山雄一郎選手（54歳4ヶ月2日）が、自身の持つオールスター[[競輪]]連続出場記録とGI最高齢出場記録を更新しました。
連続出場記録: 香川雄介選手と小倉竜二選手が、オールスター[[競輪]]連続25回出場を達成し、表彰されました。
S級S班: 3年ぶりに全9選手が出場し、決勝戦には3名が進出しました。
GI初優出: 寺崎浩平選手がGI初優出を果たしました。競輪レースへの参加が少ない中での快挙でした。
完全優勝: 脇本雄太選手が、オールスター[[競輪]]史上5人目となる完全優勝を達成しました。
連勝記録: 脇本選手は、この大会で連勝記録を17まで伸ばし、その後21連勝まで記録を更新しました。

まとめ

第65回オールスター[[競輪]]は、台風による日程変更という困難に見舞われながらも、数々の記録が生まれた記憶に残る大会となりました。脇本雄太選手の圧倒的な強さ、ベテラン選手の活躍、若手選手の台頭など、見どころ満載の大会でした。

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