米谷光司

米谷光司（よねたに こうじ）

プロフィール

米谷光司氏は、1965年生まれの日本の外交官です。大阪府出身で、大阪教育大学附属天王寺中学校・高等学校天王寺校舎を経て、東京大学法学部を卒業しました。1989年に外務省に入省し、外交官としてのキャリアをスタートさせました。

経歴

外務省入省後、米谷氏はトゥールーズ大学への留学を経験し、その後、在インドネシア日本国大使館参事官、在フランス日本国大使館参事官、外務省経済局国際貿易課知的財産室長など、数々の要職を歴任しました。2011年には外務省大臣官房広報文化交流部文化交流課長に就任し、2012年には外務省大臣官房広報文化外交戦略課長を務めました。2013年には財務省大臣官房参事官に転じ、2015年に外務省を退職しました。

外務省退職後、米谷氏は日本貿易振興機構（ジェトロ）理事として活躍しました。2017年からは駐ジブチ特命全権大使としてジブチに赴任し、主要幹線道路改修のための無償資金協力に関する書簡の交換を行うなど、ジブチと日本の関係強化に貢献しました。2020年には外務省中東アフリカ局兼アフリカ部兼国際協力局兼地球規模課題担当参事官に就任、2021年には外務省中東アフリカ局アフリカ部長に昇進しました。2022年には地球環境戦略研究機関（IGES）のプリンシパル・フェローとなり、2023年からはアジア福祉教育財団難民事業本部長として活躍しています。

米谷氏は、そのキャリアを通じて、国際協力、文化交流、貿易、知的財産など、幅広い分野で経験を積んできました。特にアフリカ地域における外交に力を入れており、駐ジブチ大使としての活動は、両国関係の深化に大きく貢献しました。

同期入省者

米谷氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような著名な外交官や官僚がいます。

相航一（23年アメリカ特命全権公使・21年アメリカ公使）
赤堀毅（24年外務審議官・22年地球規模課題審議官）
赤松秀一（21年上海総領事）
安藤俊英（24年中東アフリカ局長・22年領事局長）
市川恵一（23年内閣官房副長官補・22年総合外交政策局長・20年北米局長）
岡井朝子（23年バーレーン大使・18年国連事務次長補）
加納雄大（23年ユネスコ大使・22年内閣府国際平和協力本部事務局長・21年南部アジア部長）
城内実（14年外務副大臣・03年衆議院議員）
齋田伸一（23年国際平和協力本部事務局長・22年アフリカ部長・20年アメリカ公使・16年エチオピア大使）
志水史雄（22年大臣官房長・20年中華人民共和国公使、18年アフリカ連合代表部大使）
曽根健孝（22年在ロサンゼルス総領事）
田村政美（23年外務省研修所長・20年インドネシア公使）
浜田隆（23年瀋陽総領事・21年内閣情報調査室内閣審議官兼国際テロ情報集約室次長）
中込正志（22年欧州局長・21年内閣総理大臣秘書官）
長岡寛介（24年チェコ大使・21年中東アフリカ局長・19年大臣官房審議官）
鯰博行（23年アジア大洋州局長・22年経済局長・21年国際法局長）
星野芳隆（23年エルサルバドル大使・21年スポーツ庁審議官）
松永健（23年トロント総領事）
山本恭司（19年フィリピン公使）

これらの同期入省者たちは、各分野で日本の外交や行政を支える重要な役割を担っています。

著書・共著

米谷氏は、著書や共著を通じて、自身の知見や経験を社会に共有しています。

著書
『パブリック・ディプロマシー戦略 : イメージを競う国家間ゲームにいかに勝利するか』(共著、PHP研究所、2014年)

共著
『天王寺「学びのもり」から　附中・高卒業生対談集』（大阪教育大学附属天王寺中学校・大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎編、新風書房、2006年）

これらの著作では、外交戦略や教育に関する議論が展開されており、米谷氏の幅広い関心と深い知識がうかがえます。

関連事項

米谷氏の経歴に関連する事項として、以下の学校や組織が挙げられます。

大阪教育大学附属天王寺中学校
大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎
東京大学法学部
* 外務省

これらの組織は、米谷氏のキャリア形成において重要な役割を果たしました。

まとめ

米谷光司氏は、長年にわたり日本の外交を支えてきた重要な人物です。その多岐にわたる経験と知識は、今後の日本の外交政策にも大きな影響を与えるでしょう。今後の活躍が期待される外交官の一人です。

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