紀元前549年

紀元前549年は、ローマ暦において紀元前1世紀の共和政ローマ末期以降の古代ローマでは、ローマ建国紀元205年として知られていました。その後、西暦（キリスト紀元）がヨーロッパで広く普及した中世時代初期以降、この年は紀元前549年と表記されるようになりました。

各国の紀年法

干支: 壬子（みずのえね）
日本:
皇紀112年
綏靖天皇33年
中国:
周 - 霊王23年
魯 - 襄公24年
斉 - 荘公5年
晋 - 平公9年
秦 - 景公28年
楚 - 康王11年
宋 - 平公27年
衛 - 殤公10年
陳 - 哀公20年
蔡 - 景侯43年
曹 - 武公6年
鄭 - 簡公17年
燕 - 文公6年
呉 - 諸樊12年
朝鮮: 檀紀1785年
ユダヤ暦: 3212年 - 3213年

紀元前549年の出来事

この年は、中国を中心に多くの国で政治的、軍事的な動きが活発でした。

中国

魯の叔孫豹が晋に赴きました。
鄭の簡公も晋を訪問しました。
魯の仲孫羯が軍を率いて斉に侵攻しました。これは、当時の国際関係における緊張を示しています。
楚が呉を攻撃しましたが、成果を上げられずに撤退しました。この出来事は、楚と呉の間の対立が激化していたことを示唆しています。
斉の崔杼が軍を率いて莒を攻撃しました。当時の中国では、小国間の争いが絶えませんでした。
晋の平公、魯の襄公、宋の平公、衛の殤公、鄭の簡公、曹の武公らが夷儀で会合しました。この会合は、晋を中心とした諸侯が斉に侵攻しようとする目的を持っていましたが、洪水のため実現しませんでした。当時の国際情勢における同盟関係の重要性を示しています。
楚、蔡、陳、許の連合軍が鄭を攻撃しました。これに対して、夷儀に参集した諸侯が鄭を救援しました。この出来事は、地域紛争が大規模な連合軍の形成や国際的な介入を招く可能性を示唆しています。
呉の工作により、舒鳩が楚から離反して呉につきました。これは、外交戦略における工作活動が、勢力図を大きく変える力を持っていたことを示しています。
陳の鍼宜咎が楚に亡命しました。この出来事は、当時の政治的な不安定さを反映しています。
* 斉が周の郟の城壁を築きました。これは、軍事的な防御体制の強化を目的としたものでした。

これらの出来事は、紀元前549年が東アジアにおいて、政治的、軍事的に重要な転換期であったことを示しています。各国間の複雑な関係や紛争は、当時の社会情勢を理解する上で重要な要素です。

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