絵笛駅

絵笛駅（廃駅）

絵笛駅は、かつて北海道浦河郡浦河町字絵笛に位置していた、北海道旅客鉄道（JR北海道）日高本線の駅でした。2021年に廃止され、その歴史に幕を閉じました。

歴史

1958年（昭和33年）7月15日：国鉄日高本線の駅として開業。
開業当初から旅客のみを取り扱う無人駅でした。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
2015年（平成27年）1月8日：厚賀駅 - 大狩部駅間の高波被害により列車の運行が休止。
2015年（平成27年）1月27日：静内駅 - 様似駅間で列車の運行が再開。
2015年（平成27年）2月28日：厚賀駅 - 大狩部駅間の土砂流出により再び列車の運行が休止。
2015年（平成27年）4月29日：代行バスの乗降場所が移設。
2016年（平成28年）3月26日：代行バスの乗降場所が駅前から国道235号上に移設。
2021年（令和3年）4月1日：鵡川駅 - 様似駅間の廃止に伴い、廃駅となる。

駅名の由来

駅名は、所在地の地名「絵笛（えぶえ）」に由来します。この地名は、アイヌ語の「エ・プイ」（小山）から来ており、盛り上がった小山を意味しています。地名の読みは「えぶえ」ですが、駅名は「えふえ」と発音されていました。

駅構造

絵笛駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。ホームは線路の北側、様似方面に向かって左手に位置していました。転轍機を持たない棒線駅であり、列車交換などは行えませんでした。

静内駅が管理する無人駅で、駅舎はありませんでしたが、ホームから少し離れた場所にコンクリートブロック造りの待合所がありました。ホームには、転落防止用の柵として工事現場で使用される単管足場が利用されていました。

利用状況

絵笛駅の利用状況は、以下の通りです。

※データは一部欠損している場合があります。
※バス代行期間中は、バスと列車の集計が異なる場合があります。

駅周辺

絵笛駅の周辺は牧場地帯で、馬が放牧されている風景が広がっていました。牧場の中に位置する駅として知られていました。

井寒台森林公園
絵笛川
ポロイワ山

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

日高本線

荻伏駅 - 絵笛駅 - 浦河駅

脚注

出典

JR北海道
北海道運輸局

関連項目

* 日本の鉄道駅一覧

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