美女と怪龍

『歌舞伎十八番 鳴神 美女と怪龍』は、1955年（昭和30年）10月3日に公開された日本の時代劇映画です。東映が製作・配給を行い、監督は吉村公三郎が務めました。モノクロ、スタンダードサイズで、上映時間は100分です。

この映画は、歌舞伎十八番の一つである『鳴神』を原作としています。前進座の創立25周年を記念して製作され、河原崎長十郎をはじめとする前進座の俳優たちが多数出演しました。作品は、第29回キネマ旬報ベスト・テンで第10位にランクインするなど、高い評価を受けました。

スタッフ
監督：吉村公三郎
製作：糸屋寿雄、山田典吾、大森康正
脚本：新藤兼人
撮影：宮島義勇
音楽：伊福部昭
美術：丸茂孝
録音：東城絹児郎
照明：和多田弘

キャスト
文屋豊秀：東千代之介
くものたえま姫：乙羽信子
鳴神上人：河原崎長十郎
みよし：日高澄子
うてな：浦里はる美
錦の前：田代百合子
早雲王子：河原崎国太郎
関白基経：嵐芳三郎
小野春道：瀬川菊之丞
黒雲坊：市川祥之助
滝野：河原崎しづ江
小野春風：片岡栄二郎
遠真僧：吉田義夫
桂団之丞：上代悠司
桃井中将：中野市女蔵
阿部清明：高松錦之助
白雲坊：殿山泰司

作品の特徴

この映画は時代劇でありながら、現代的な要素を取り入れている点が特徴です。例えば、劇中にアイスキャンディーが登場したり、ヒロインたちがマンボを踊るシーンが盛り込まれており、観客を楽しませる娯楽性の高い作品となっています。

外部リンク
歌舞伎十八番「鳴神」　美女と怪龍 - allcinema
歌舞伎十八番　鳴神　美女と怪龍 - KINENOTE
Kabuki juhachiban: Narukami - Bijo to kairyu - IMDb（英語）

もう一度検索