美濃加茂中学高等学校

美濃加茂中学高等学校の概要

美濃加茂中学高等学校（みのかもちゅうがくこうとうがっこう）は、岐阜県美濃加茂市本郷町に位置する私立の中高一貫教育を行う学校です。1924年に創立されて以来、名門校としての歴史を築いてきました。学校では多彩な学科が用意されており、普通科に加えて数つの特色あるコースを提供しています。

学科の構成

美濃加茂中学高等学校は、全日制学校として普通科を中心に次のコースが設置されています。

• - ドリカムコース：中高一貫の6年コースで、将来の進学や就職を目指すための基礎力を養います。
• - 蛍雪コース：進学を重視したコースで、特に国公立大学を目指す生徒に人気です。
• - アドバンスコース：学習のペースを考慮し、最適な学びを提供します。
• - チャレンジコース：多様な学習ニーズに対応するフレキシブルなコースです。

ただし、商業科は平成27年度入試を最後に新規募集を停止し、現在は総合ビジネスコースのみが存続しています。

教育の特徴

授業時間は50分で、その間に10分の休憩が設けられています。また、昼休みは35分間が確保されており、生徒の食事時間にも配慮されています。蛍雪およびドリカムコースは、原則として7限目まで授業が行われ、アドバンスやチャレンジコースは6限目までの授業提供となります。また、希望者に対しては週に3回の特別授業が実施されています。

第1・3・5土曜日は登校日となっており、2時間の授業が行われますが、学校の都合によりこの授業がキャンセルされることもあります。

部活動

学校の部活動は非常に活発で、多くの部が全国大会や東海大会での出場を果たしています。特に、陸上部やボート部、ゴルフ部、バスケットボール部、ソフトテニス部、ブラスバンド部、バトントワリング部などがその実績を誇っています。こうした活動は生徒の成長に大きく寄与しています。

進路状況

美濃加茂中学高等学校からは多くの生徒が四年制大学へ進学しており、中には国公立大学に進む生徒もいます。特に蛍雪コースやドリカムコースの生徒が多く国公立に進学する傾向があり、全体の進路実績は優れていると言えるでしょう。また、就職を希望する生徒もいて、例年では約10%が就職を選択しています。

通学と交通機関

多くの生徒は自転車を利用して通学しており、独自の通学スタイルが形成されています。中には、自宅から1時間以上かけて通う生徒も存在します。また、下呂市や加茂郡方面からの生徒はJR高山本線を利用し、多治見市や可児市からはJR太多線が利用されています。

最寄り駅としては、JR高山本線の古井駅から徒歩約10分、JR太多線の美濃川合駅から自転車で約15分、名鉄広見線の日本ライン今渡駅から自転車で約20分という便利な立地です。

著名な関係者

教員には元ゴルフ部監督の桜井和男氏や、元英語講師の磯野博宗氏がいます。また、著名な卒業生には元プロ野球選手の内山智之氏や馬渕隆雄氏、プロゴルファーの鬼頭さくら氏や宅島美香氏、女子競輪選手の石井貴子氏、愛知県犬山市長の山田拓郎氏などが名を連ねています。

このように、美濃加茂中学高等学校は、長い歴史を持ちながらも常に新しい教育の形を追求している学校です。

もう一度検索