羽場駅 (長野県)

羽場駅について

羽場駅（はばえき）は、長野県上伊那郡辰野町大字伊那富に所在する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。この駅は、飯田線の中で最も標高の高い場所に位置しており、その標高は723メートルに達します。

歴史

羽場駅の歴史は、1909年（明治42年）12月28日に伊那電車軌道によって、松島（現在の伊那松島）駅から辰野（後の西町）駅までの区間が開通した際に始まりました。その後、1923年（大正12年）3月16日には、伊那松島駅から辰野駅間が現在の新線に切り替えられ、駅も新線上に移転しました。当初は一般駅として機能していましたが、1943年（昭和18年）8月1日に伊那電気鉄道線が国有化され、飯田線の一部として鉄道省（後の日本国有鉄道）の駅となりました。1971年（昭和46年）1[[2月1日]]には貨物・荷物の取り扱いが廃止され、旅客駅としての機能に特化しました。1983年（昭和58年）2月24日にはCTC（列車集中制御装置）が導入されたことに伴い、無人駅となりました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR東海の駅として現在に至ります。1999年（平成11年）2月1日には駅舎が解体され、新しい待合所が建てられました。

駅構造

羽場駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。待合所は下り線側（西側）に設けられており、上り線側へは沢駅方面にある構内踏切を使って移動します。駅は無人駅で、伊那市駅が管理を行っています。

のりば

利用状況

長野県統計書によると、羽場駅の1日平均乗車人員は以下の通り推移しています。

2007年度：176人
2009年度：173人
2010年度：186人
2011年度：178人
2012年度：178人
2013年度：186人
2014年度：162人
2015年度：180人
2016年度：188人
2017年度：197人
2018年度：200人

駅周辺

近年、羽場駅周辺には工場が進出してきています。駅前から西へ進むと国道153号に接続し、国道を南下すると羽場郵便局があります。さらに進むと中央自動車道伊北インターチェンジがあり、その先にはオリンパス辰野事業場が位置しています。

バス路線

辰野町営バスの大石線が羽場駅前に乗り入れています。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

飯田線

■快速（「みすず」含む）:
沢駅 - 羽場駅 - 伊那新町駅（下り快速） - 宮木駅（上り快速）
■普通:
沢駅 - 羽場駅 - 伊那新町駅

下り快速「みすず」は伊那新町駅と宮木駅の両方に停車します。

参考文献

石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。

関連項目

* 日本の[[鉄道駅]]一覧

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