聖歌 (日本福音連盟)

『聖歌』について

『聖歌』は、1958年に日本福音連盟の会長であった車田秋次の監修の下に発行された讃美歌集です。この書籍は、当時の聖歌編集委員会の代表である中田羽後らによって設計され、多くの信者や宗教者に愛されています。現在は教文館が版権を持ち、残念ながら絶版となっています。日本の音楽伝道者である三谷種吉が編纂した讃美歌集「福音唱歌」から数多くの讃美歌が採用され、その内容が大きな影響を与えています。中田羽後自身が手を加えたことにより、独自のテイストが加わっています。

特徴

『聖歌』は、特に第三部「霊の歌」に特色が見られ、四重の福音テーマで楽曲が選定されています。この部分にはホーリネス神学の影響が色濃く反映されています。さらに、裏扉には新生、聖化、神癒、再臨に関連する聖書の箇所が提示されており、信仰に基づく深い教えが感じられる構成となっています。

内容

『聖歌』は、以下のように構成されています。

• - 第1部　詩篇
• - 第2部　讃美

- 礼拝（85番-111番）
- 神（112番-118番）
- イエス・キリスト（119番-188番）
- 聖霊（189番-193番）
- 聖書（194番-198番）
- 教会（199番-221番）
- 信徒の生活（222番-361番）
- 来世（362番-365番）
- レスポンス（366番-390番）

• - 第3部（霊の歌）

- 救い（391番-476番）
- きよめ（541番-561番）
- いやし（616番-619番）
- 再臨（620番-648番）
- 子供（649番-688番）
- 合唱（689番-700番）

• - 第4部

- 補遺（701番-734番）

主な収録曲

この讃美歌集には、以下のような代表的な楽曲が収められています。

• - おどろくばかりの（第229番）
• - 主よ深きふちの底より（第228番）
• - きみはわれのまぼろし（259番）

関連項目

このように、朴訥とした信仰心に基づき、多くの人々に受け入れられている『聖歌』は、過去の音楽伝道者たちの影響を受けながら現在も存在感を放っています。そのため、同じく信仰に基づく讃美歌集である「福音唱歌」との関連性も持ち、キリスト教音楽のひとつの重要な位置を占めています。

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