臼谷駅

臼谷駅（うすやえき）

臼谷駅は、北海道留萌郡小平町臼谷に位置していた、日本国有鉄道（国鉄）羽幌線の廃止された駅です。かつては電報略号「ウヤ」を持ち、事務管理コードは▲121602でした。

1947年（昭和22年）12月25日：運輸省羽幌線の臼谷仮乗降場として開業。
1949年（昭和24年）6月1日：日本国有鉄道に移管。
1950年（昭和25年）1月15日：駅に昇格し、臼谷駅として旅客・荷物の取り扱いを開始。
1964年（昭和39年）4月1日：業務委託化。
1972年（昭和47年）2月8日：荷物取り扱いを廃止、同時に無人化。
1987年（昭和62年）3月30日：羽幌線の全線廃止に伴い、廃駅。

駅名は地名に由来し、その地名はアイヌ語の「ウㇱヤ（us-ya）」（入江・岸）から来ています。駅名は当初から「うすや」でしたが、かつては「うしや」とも読まれ、「牛屋」とも書かれていました。

廃止時点では、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。ホームは線路の東側、幌延方面に向かって右手側に位置していました。
無人駅となっていましたが、有人駅時代の駅舎が残っていました。駅舎は構内の東側にあり、ホームに接していました。海水浴シーズンには駅員が派遣されていました。

1981年度（昭和56年度）の1日乗降客数は約60人でした。

駅周辺には以下の施設がありました。

国道232号（天売国道/日本海オロロンライン）
臼谷海水浴場：駅前に存在し、海水浴シーズンには急行「はぼろ」や臨時急行「天売」も停車していました。
小平町立臼谷小学校
臼谷簡易郵便局
沿岸バス「臼谷」停留所

旧駅構内は「小平蘂村記念公園」として整備されています。

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