花山院忠定

花山院忠定（かさんのいん たださだ）は、室町時代前期に活躍した公卿です。花山院家13代当主であり、父は右大臣を務めた花山院通定です。

経歴

応永3年（1396年）に従三位に叙せられ、公卿としての道を歩み始めます。その後、尾張権守を経て権中納言に任じられました。応永9年（1402年）には権大納言に昇進し、政治の中枢で活躍しました。応永23年（1416年）には右近衛大将を兼務しますが、同年中に38歳という若さで薨去しました。

花山院忠定は、若くして高い地位に上り詰めた人物であり、その才能と将来を嘱望されていましたが、志半ばでこの世を去ったことは惜しまれます。

系譜

父：花山院通定（?-1400）
母：不詳
妻：不詳
男子：花山院持忠（1405-1467）

花山院忠定の嫡男である花山院持忠もまた、室町時代に活躍した公卿であり、父の遺志を継いで花山院家の発展に貢献しました。

花山院忠定が生きた室町時代前期は、足利義満による室町幕府の全盛期であり、文化や芸術が発展した時代でもありました。その時代において、花山院忠定は公卿として、どのような役割を果たしたのか、今後の研究が期待されます。

花山院忠定に関する資料は多くはありませんが、わずかに残された記録から、当時の公家社会や政治情勢を垣間見ることができます。彼の生涯を辿ることは、室町時代前期の歴史を深く理解するための一助となるでしょう。

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