若荒雄匡也

若荒雄 匡也について

基本情報

若荒雄 匡也（わかこうゆう まさや、1984年2月24日生まれ）は、千葉県船橋市出身の元大相撲力士で、阿武松部屋に所属していました。彼の本名は八木ヶ谷 匡也（やきがや まさや）で、愛称は「マサヤ」です。身長180cm、体重172kg、血液型O型、星座は魚座で、得意技は突き押しや引きです。彼は最高位として西小結に達したのは2012年1月場所でのことです。引退後は年寄・不知火として、後進の指導に取り組んでいます。

幼少期と関取昇進

若荒雄は船橋市で生まれ、2歳のときに父を交通事故で亡くし、母に育てられました。幼少の頃から阿武松部屋に通っており、相撲に対する情熱を育んでいきました。1999年3月、船橋市立宮本中学校を卒業する直前に初土俵を果たしました。彼の上昇は順調でしたが、三段目での苦労もあり、さまざまな試練を乗り越えました。

2003年11月、三段目の優勝を果たし、以降は順調に幕下に昇進しました。しかし、何度かの勝ち越しと負け越しを繰り返しながらも、2007年11月場所で十両に昇進し、四股名を本名の八木ヶ谷から若荒雄に変更しました。この四股名は師匠である阿武松が温存していたものでした。

新十両からの挑戦

2008年1月場所で十両としての初戦を迎え、苦戦しつつも何度も十両に返り咲く努力を続けました。また、2009年には7月場所で新入幕を果たし、その後も多くの取組でバトルを繰り広げました。2010年には幕内で10勝を挙げ、自身初の勝ち越しを達成しますが、野球賭博問題で休場を余儀なくされました。

2011年には再び入幕を果たし、特に同年11月場所では12勝3敗という素晴らしい成績を収め、敢闘賞も受賞します。2012年1月には西小結へ昇進し、阿武松部屋から初の三役力士としての地位を獲得しました。しかし、その後は成績が下降し、2013年には再び十両に降格しました。

引退とその後

若荒雄は2014年9月場所での再十両確定を受け、30歳で引退を決意しました。引退会見では感謝の気持ちを涙ながらに述べ、多くの人々に支えられたことを振り返りました。引退後は不知火を襲名し、若手力士の指導に力を入れています。協会では相撲教習所の担当としても働いています。

取り口とエピソード

彼の相撲は、長いリーチを活かした突き押しや引き技が特徴的で、特に全盛期には出足の圧力が高い評価を受けました。引退後も、彼の相撲の技術や態度は尊敬されています。また、彼はONE PIECE|ONE_PIECEのフィギュアを宝物として大切にしている一面もあり、日常生活を通じての趣味や人との関わりの中で培った温かい人柄が窺えます。

成績

通算成績として466勝444敗を収め、幕内においても89勝106敗という実績を残しました。引退時には、長きにわたる相撲人生を耐え抜いた力士として、多くのファンや力士仲間から愛され続けています。

もう一度検索