英乃海拓也

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英乃海 拓也

基本情報

英乃海 拓也（ひでのうみ たくや、1989年6月11日生まれ）は、東京都江戸川区出身の現役大相撲力士です。木瀬部屋に所属しており、本名は岩崎 拓也（いわさき たくや）です。彼は186cmの身長と162kgの体重を持ち、血液型はA型です。アーティストマカロニえんぴつを好み、YouTuberやきとりボーイズのファンでもあります。目標とする力士は常幸龍であり、弟の翔猿も同じく力士として活動しています。

幼少期からの道

英乃海は2人兄弟の長男として生まれ、江戸川区立上一色小学校で相撲を始めました。10歳の時に台東区立小松竜道場に入門し、本格的に相撲に取り組みました。中学校は葛飾区立大道中学校に進学し、相撲部でレギュラーとして活躍。また、葛飾白鳥相撲教室にも所属し、他の優れた仲間と切磋琢磨しました。

2004年には台東区春季相撲大会で優勝し、埼玉栄高校に進学後も相撲部で活躍。高校卒業後は日本大学に進学し、相撲部にも所属しましたが、大学3年時からトレーニングに身が入らず、主だったタイトルは獲得できませんでした。2012年5月、11代木瀬を師匠とし木瀬部屋に入門し、プロの力士としてスタートしました。

プロとしての成長

初土俵を踏んだ2012年7月の場所では序ノ口で優勝を果たし、続けて7戦全勝の序二段優勝も達成しました。2014年には体重が増加し、相撲のパフォーマンスも改善。11月には新十両に昇進し、改名して英乃海となる。昇進当初は不運もあったが、2015年には好成績を挙げ、7月の場所で新入幕を果たしました。

成績の浮き沈み

入幕後はしばらく順調ではありませんでしたが、2016年に十両優勝を果たし、幕内への再入幕を果たします。以降は波があるものの、2021年には東前頭6枚目にまで昇進。特にその場所では自弟の翔猿も同時に功績を残し、兄弟揃っての二桁達成という快挙となりました。

2021年12月、英乃海は違法賭博に関与した疑いが持たれ、2022年1月場所を休場することとなりました。これによって、彼は出場停止と報酬減額という厳しい処分を受け、相撲界に大きな波紋を呼びました。

取り口とスタイル

英乃海の取り口は「中アンコ体型」を活かした右四つが特徴です。彼の勝敗は、浅い上手を取れるかどうかに大いに影響され、前に出て勝つか寄り切られて負けることが多いです。2019年5月場所では、予想外の攻め方で勝利を収め、力士としての多様性を見せつけました。

エピソードと人柄

英乃海は、初土俵からの連勝記録が16でストップした際の連戦相手が大砂嵐で、また多くの興味深いエピソードを持ちます。特に、共に成長を見守った師匠や同時に成長した弟との関係は彼の人間性を示しています。2016年7月には弟の翔猿と共に兄弟関取が誕生し、これも大きな話題となりました。

彼は自身のTwitterでもファンとの交流を大切にしており、相撲の魅力を伝える役割も果たしています。結果として、英乃海はただの力士ではなく、相撲界においても重要な存在となっています。

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