茨城県道63号水戸勝田那珂湊線

茨城県道63号水戸勝田那珂湊線

茨城県道63号水戸勝田那珂湊線は、水戸市からひたちなか市に至る、全長約17kmの主要地方道です。この道路は、那珂川の北側に沿って東西に走り、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

水戸市渡里町の国道123号との交差点（国田大橋西交差点）を起点とし、那珂川沿いに東へ進みます。水戸市青柳、ひたちなか市勝倉を経由し、陸上自衛隊勝田駐屯地の脇を通り、最終的にひたちなか市部田野で国道245号に接続します。この路線は、水戸市とひたちなか市を結ぶ主要な道路であり、両市間の移動に不可欠な存在です。

路線名称にある「勝田」と「那珂湊」は、ひたちなか市が誕生する以前の旧勝田市と旧那珂湊市に由来します。これらの市町村が合併してひたちなか市となった後も、道路の名前にはその歴史が残っています。

路線データ

起点: 水戸市渡里町3638番8（国道123号交点、国田大橋西交差点）
終点: ひたちなか市部田野字山崎3225番1地先（国道245号・茨城県道108号那珂湊大洗線交点、部田野交差点）
重要な経過地: ひたちなか市
総延長: 17.170 km
重用延長: 0.048 km
未供用延長: なし
実延長: 17.122 km
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

この路線は、複数の県道が統合されて誕生しました。1994年（平成6年）に、県道長沢水戸線の一部、県道中河内青柳曲尺手線の一部、県道勝倉枝川線の全部、県道馬渡水戸線の一部、県道中根平磯磯崎線の一部が統合され、主要地方道水戸勝田那珂湊線（整理番号79）として認定されました。翌年の1995年（平成7年）に、整理番号が63に変更され、現在に至ります。

年表

1959年（昭和34年）10月14日：
県道中河内青柳曲尺手線（水戸市中河内町 - 水戸市曲尺手町）
県道勝倉枝川線（勝田市勝倉 - 勝田市枝川）が路線認定。
1993年（平成5年）5月11日：建設省により、主要地方道水戸勝田那珂湊線に指定。
1994年（平成6年）4月1日：水戸勝田那珂湊線（整理番号79）として県道路線認定。道路区域が決定。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が79から63に変更。
2000年（平成12年）4月1日：水戸市中河内町 - ひたちなか市大字部田野の区間が、車両の最大重量限度25トンの道路に指定。
2001年（平成13年）3月1日：水戸市渡里町 - 同市田谷町の区間が、車両の最大重量限度25トンの道路に指定。
[2006年]]（平成18年）8月24日：水戸市中河内町地内でバイパス道路]を新設する[[道路区域決定。
2009年（平成21年）4月1日：水戸市中河内町 - ひたちなか市大字枝川の区間が、車両の高さの最高限度4.1mの道路に指定。

路線状況

水戸市青柳町（青柳町交差点）から水戸市公設地方卸売市場の間、及び、ひたちなか市勝倉（一般県道馬渡水戸線交差）からひたちなか市部田野（部田野交差点）の間は、緊急輸送道路として、災害時の被害拡大防止のために電柱の設置が制限されています。

重複区間

茨城県道351号馬渡水戸線（ひたちなか市勝倉 - ひたちなか市中根：約4.3 km）
茨城県道176号中根平磯磯崎線（ひたちなか市中根 - ひたちなか市山崎：約1.4 km）

道路施設

国田大橋（那珂川、水戸市下国井町）
紅葉橋（早戸川、ひたちなか市大字枝川）
長者橋（中丸川、ひたちなか市大平 - 同市大字中根）
救農橋（大川、ひたちなか市大字中根）

地理

通過する自治体

水戸市
ひたちなか市

交差する道路

国道123号（起点）
常磐自動車道 水戸北スマートIC上り出入口（水戸市飯富町）
茨城県道102号長沢水戸線（水戸市下国井町）
茨城県道169号菅谷小原内水戸線
国道118号、国道400号（水戸市中河内町）
国道349号（水戸市青柳町）
茨城県道232号市毛水戸線、茨城県道253号水戸枝川線(ひたちなか市枝川)
茨城県道351号馬渡水戸線（ひたちなか市勝倉）
茨城県道38号那珂湊那珂線（ひたちなか市大平）
茨城県道351号馬渡水戸線（ひたちなか市中根、茨城県道176号中根平磯磯崎線起点）
国道245号・茨城県道108号那珂湊大洗線（茨城県道176号中根平磯磯崎線重複）（終点）

沿線にある施設

水戸公設地方卸売市場（水戸市青柳町）
長者ヶ谷津温泉（ひたちなか市太平1丁目）
山崎工業団地（ひたちなか市山崎）

脚注

注釈

特になし

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

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