菊池長右衛門 (日本自由党)

菊池長右衛門（1901年1月16日 - 1974年8月19日）は、岩手県出身の政治家であり、立憲政友会および日本自由党に所属し、衆議院議員を2期務めました。

生涯

岩手県に生まれ、1920年に盛岡中学校を卒業。その後、地元宮古町で町会議員、町長を歴任し、下閉伊郡町村会長、宮古市会議員、同議長、初代宮古市長、岩手県会議員など、地方自治において多様な役職を担いました。

1936年の第19回衆議院議員総選挙では、立憲政友会から立候補して初当選を果たしました。戦後の1946年には、第22回衆議院議員総選挙で日本自由党から立候補し再選。衆議院議員として2期を務めました。しかし、1947年に公職追放となり、政界から一時身を引くこととなります。

政界を離れた後も、岩手県漁業組合連合会会長、同水産協会会長、東京都水産物卸売人協会理事、六大都市水産物卸売人協会常任理事など、水産関係の要職を歴任し、水産業界に大きく貢献しました。また、中央魚類㈱取締役社長、中央冷凍㈱取締役、東京豊海冷蔵㈱取締役、㈱宮古製氷冷凍工場取締役社長など、水産流通業界における企業の要職を歴任し、その発展に尽力しました。

家族

父である菊池長右衛門もまた、立憲政友会の衆議院議員を務めており、政治家一家でした。子息の菊池長右エ門も政治家となり、宮古市長、民主党、国民の生活が第一の衆議院議員を務めました。親子三代にわたり、地域社会に貢献した家系です。

菊池長右衛門は、地方自治から国政、そして水産業界まで、幅広い分野で活躍し、日本の発展に貢献した人物として記憶されています。彼の業績は、地方自治の重要性、水産業の発展、そして政治家の役割について、私たちに多くの示唆を与えてくれます。

参考文献

* 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。

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