萩野駅

萩野駅（H24）

萩野駅は、北海道白老郡白老町字萩野に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）室蘭本線の駅です。駅番号はH24で、事務管理コードは▲130320。

歴史

萩野駅は、信号所から貨物駅、そして一般駅へと変遷を遂げました。

1907年（明治40年）12月25日：知床信号所として開設。
1909年（明治42年）10月15日：知床駅（しれとこえき）として貨物駅に昇格。
1911年（明治44年）4月1日：旅客営業を開始し、一般駅となる。
1942年（昭和17年）4月1日：萩野駅に改称。
1958年（昭和33年）10月：2代目の現駅舎に改築。
1960年（昭和35年）7月頃：大昭和製紙（後の日本製紙）白老工場専用線の運用が開始。
1972年（昭和47年）3月15日：専用線発着を除く貨物取扱いを廃止。
1978年（昭和53年）：跨線橋が設置。
1984年（昭和59年）
2月1日：荷物の取扱いを廃止。
4月1日：業務委託駅化。
1986年（昭和61年）11月1日：駅員無配置駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR北海道・JR貨物の駅となる。
1992年（平成4年）4月10日：コンテナ貨物の取扱いを開始。
2008年（平成20年）3月13日：木材チップ輸送用貨車の返却を最後に専用線を廃止。3月15日のダイヤ改正で貨物列車の設定も廃止。
2011年（平成23年）4月1日：業務委託を廃止し、無人駅となる。

駅名の由来

開業当初の駅名「知床」は、アイヌ語の「シㇽエトㇰ（sir-etok）」（地面の・出っぱった先端）に由来します。1939年（昭和14年）に字名が「萩野」となったため、1942年（昭和17年）に駅名も改称されました。「萩野」の名称は、1881年（明治14年）に明治天皇が行幸の際に萩の花を愛でたという逸話に由来します。

駅構造

島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線、合計2面3線のホームを持つ地上駅です。ホームのない線路も複数存在します。現在は苫小牧駅が管理する無人駅で、かつては北海道ジェイ・アール・サービスネットが業務を受託していました。木造平屋の駅舎が構内南側にあり、駅舎とホームは跨線橋で連絡しています。

貨物取扱

JR貨物の駅としては、かつては専用線発着のコンテナ貨物や車扱貨物を取り扱っていましたが、2008年（平成20年）3月15日のダイヤ改正で貨物列車の設定が廃止されました。かつては、北吉原駅裏手の日本製紙白老工場へ続く専用線があり、木材チップや紙製品の輸送が行われていました。紙製品は有蓋車に積み込まれ、東京都の飯田町駅まで輸送される「紙列車」も運行されていました。また、2007年（平成19年）までは本輪西駅からの石油輸送も行われていました。

利用状況

1日の平均乗車人員と乗降人員は以下の通り推移しています。

(省略)

駅周辺

駅周辺には以下の施設があります。

国道36号
萩野公民館
白老町役場萩野出張所
苫小牧警察署萩野交番
萩野郵便局
室蘭信用金庫萩野支店
白老町立萩野小学校
白老町立白翔中学校
白老港
萩野神社
道南バス「萩野」バス停
* 白老町内循環福祉バス元気号「萩野駅北口」バス停

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■室蘭本線

北吉原駅 (H25) - 萩野駅 (H24) - 白老駅 (H23)

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