落合川駅

落合川駅：木曽川沿いの歴史と自然に抱かれた駅

落合川駅は、岐阜県中津川市落合に位置する東海旅客鉄道（JR東海）中央本線の駅です。木曽川沿いに佇む、歴史と自然豊かな環境が魅力の駅です。

歴史を刻む駅舎

落合川駅の歴史は古く、1913年（大正2年）9月10日、国有鉄道中央本線坂下～中津川間に落合川信号所として開設されました。それから4年後、1917年（大正6年）11月27日には旅客・荷物営業を行う駅へと昇格。さらに1918年（大正7年）4月1日には貨物取扱も開始し、地域の物流を支える重要な拠点となりました。

1926年度（昭和元年度）には、湯舟沢森林鉄道が開通。駅前から神坂村味噌野まで延伸し、地域の産業発展に貢献しました。しかし、昭和37年度に全廃されました。その後、1960年（昭和35年）4月1日に貨物取扱いを廃止、1975年（昭和50年）9月1日には荷物取扱も廃止となり、無人駅となりました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR東海の駅となりました。

駅舎と周辺環境

落合川駅は、島式ホーム1面2線の地上駅です。駅舎は構内西側に位置し、ホームへは跨線橋で連絡しています。中津川駅管理の無人駅となっており、静かな佇まいが印象的です。

駅周辺は、中津川市落合地区市街地から徒歩で約10分程度の距離にあります。木曽川沿いに位置しており、春にはダム湖沿いの桜が咲き誇り、美しい景観を楽しむことができます。

アクセスと周辺情報

駅周辺には、関西電力落合ダム、中津川瀬戸簡易郵便局、中山道落合宿といった施設があります。また、国道19号も近くを通っており、交通の便も良好です。

隣の駅は、下流側に坂下駅、上流側に中津川駅です。

映画の舞台にも

落合川駅は、映画「男はつらいよ 寅次郎の告白」の冒頭シーンにも登場しています。この映画のファンには、聖地巡礼のスポットとしても知られています。

まとめ

落合川駅は、歴史と自然の両方を味わえる魅力的な駅です。静かで落ち着いた雰囲気の中、木曽川のせせらぎと、春には桜の美しい景色を堪能できます。かつては貨物輸送の拠点でもあった歴史を感じながら、のどかな時間を楽しむことができるでしょう。映画の舞台にもなったこの駅に、ぜひ一度訪れてみてください。

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